1.骨折
高い所が大好きな猫。自分の体高のおよそ5倍もの高さまで飛ぶことができます。また、優れた三半規管を持ち合わせているため、高い所から難なく飛び降り着地をして見せます。
しかし、そんな猫でも失敗することも…。タイミングや着地条件が良くないと、骨折してしまう可能性はあるのです。
床につけると痛くて、片手が上がったままになっているのかもしれません。じっくりと様子を観察し、長時間続くようであれば、病院で診てもらいましょう。
2.捻挫
人間同様、猫も捻挫をしてしまうことがあります。高い所からの落下、おもちゃのキャッチの際の着地の失敗、ドアに挟まれたなど、日常生活の中に、原因は潜んでいます。
無理な運動はせず安静にしていれば、通常は3日ほどで回復していきますが、片手を上げたまま床につけない状態が続くようであれば、骨折や脱臼などの症状が重い可能性がありますので、病院で検査してもらいましょう。
3.肉球の異常
プニプニと柔らかい猫の肉球。思わず触りたくなってしまいますよね。そんな猫の肉球には、様々な役割があります。
着地の際の衝撃を吸収し、体へのダメージを軽減したり、滑りやすい所でも安全に歩くための滑り止めの役割をしています。
そのため、猫の日常生活において、肉球はとても大切な部位。しかし、異物や自分の爪が刺さり、肉球に傷がついてしまうこともあります。
痛みから、片手を持ち上げているのかもしれません。部屋に尖っている物が落ちていないか、爪が伸びすぎていないか、日頃から注意が必要です。
4.気になるものを見つけた
上記3つは、猫の体の異常を表すものですが、異常ではなく、その猫特有のクセだったり、何か気になる対象物を見つけたときにも、片手を上げ固まっていることがあります。
目を見開き、対象物に焦点を合わせ、スタートを切る体勢を取っているのです。この場合は一瞬の動作なので、心配することはないでしょう。
まとめ
いかがでしたか?猫の動作も様々なパターンがあり、猫によっても異なります。
思わず笑ってしまうような、不思議な動作もありますが、体の異常から見られる動作もあります。
飼い主さんは、日頃から猫の動作を観察し、少しでも「おかしいな」と思ったら、早めに病院へ連れて行ってあげましょうね。