1.子猫の気分
子猫は母猫やきょうだい猫とくっついて寝て、母猫は子猫の口や目、耳などをなめて清潔にします。また、仲が良い猫は鼻と鼻を合わせる、頭をコツンとくっつけてスリスリすることなど、猫が飼い主さんの顔の近く、首元にいることは愛情表現とつながるのかもしれません。
飼い主さんのことを母猫のように思っていると言ってもいいでしょう。なので、特に子猫は飼い主さんの首元にぴったりとくっついて寝ることが多いようです。我が家の猫も1歳になる前は、私が横になると顔や肩に寄りかかって首元で寝ていましたが、成長するとしなくなってしまいちょっとさみしいです。大人の猫も、飼い主さんの首元で寝るのは、子猫気分のままでいるからかもしれません。
2.信頼
猫は飼い主さんのことを信頼しているほど、飼い主さんの顔の近くで寝ると言われています。寝ている無防備な姿を見せられる、飼い主さんに守ってもらえる安心感などがあるのでしょう。
首元で猫が寝てくれないからといって、猫が飼い主さんを信頼していないというわけではないので安心してください。自立心が強い、大人っぽいなど、猫の性格によっては、飼い主さんを信頼していてもベタベタとくっつかないこともあります。
3.甘えたい
飼い主さんのことが大好きで、いつもそばにいたい、かまってもらいたいという猫は、寝るときも飼い主さんの近くにいますよね。飼い主さんの顔に寄りかかって寝たり、顔や首の上に乗ったりしてしまう猫もいます。甘えっぷりや、寝る姿から「自分を猫ではなく人間と思っているのでは?」と見える猫もいるんです。
4.寒い
猫は暖かい場所が好きですよね。普段はくっついて寝ることがなくても、寒い季節になると飼い主さんのそばで寝るようになる猫は多いです。首元、脇、足の間など体がすっぽりと入る場所なら暖かいと選んでいる猫もいます。飼い主さんも首元がふわふわで暖かいので、目覚めたときは幸せな気持ちになりますよね。
まとめ
今日のねこちゃんより:虎(トラ)♂ / 1歳 / キジトラ / 5.2kg
猫が飼い主さんの首元や顔の横を選んで寝るのは、飼い主さんを母猫のように思っている、信頼している、甘えたいという気持ちがあるからです。また、普段は近くで寝ない猫でも、寒いときは飼い主さんの首元で丸くなって暖かく寝ようとすることがあります。
首や顔の上に乗って寝てしまう猫もいますが、飼い主さんのことが好きだからしている行動なんです。飼い主さんも、目覚めたときに愛猫がすぐ近くで眠っている光景は幸せですよね。愛猫が首元で寝ていたら、どんな気持ちでいるのか、どんな性格なのか、考えてみてはいかがでしょう。