1.態度
子猫から大人になるとまず、態度が変わります。小さな時は甘えん坊で飼い主さんにしょっちゅう絡んできていたにも関わらず、成長するにつれて素っ気なくなることは珍しくありません。
ちょっと悲しい思いをすることも。でもそれは愛猫が十分に成長したという証です。喜んであげましょう。
もしずっと甘えん坊が良いというのなら、どちらかというとメス猫よりオス猫の方がオススメです。もちろん個体差があるので絶対とはいえませんが、オス猫の方が比較的、甘えん坊な傾向にあります。
去勢手術をするとなおさらです。もし親猫が分かるのなら、父猫の性格を確認しておくと甘えん坊率が高まるでしょう。
2.遊び方
子猫の時の遊び方はとにかくやんちゃです。何をしでかすか分かりません。カーテンに登ってみたり、ケージをよじ登ってみたり本当にパワーに溢れています。目が離せないこともあるでしょう。
一方大人になるとグッと落ち着き、無鉄砲なことはあまりしなくなります。子猫時代にたくさん遊んで、何をしたら危険なのかが分かっているからです。自分の身を危うくするようなマネはしないようになります。
子猫の頃は大好きだったおもちゃに見向きもしなくなることも。成長具合によって興味を惹かれるものが変わってくる場合がありますので、その時々で好きなおもちゃを探してあげましょう。
3.外見
当たり前ですが成長と共に外見が変わります。いかにも子猫っぽいベビーフェイスから、シュッとした大人っぽい顔へ。
猫は成長しても顔に対して目の比率が大きいベビースキーマという特徴を持っています。ベビースキーマとは、人が「可愛い」と思う形態のこと。それでもやはり子猫の頃のベビーフェイスは、より可愛らしさを感じます。
そして体格も大きく変わります。生まれた頃は頼りない雰囲気の四肢やふにゃふにゃの体をしていますが、成長と共にしっかりしてくるのです。
オス猫ならば骨太のがっしりした体格に、メス猫ならば細いながらもしなやかな体格になっていきます。
4.動き
子猫と成猫では、動き方が全く異なります。やんちゃ放題の子猫時代はもうしっちゃかめっちゃかです。極限まで動き回ってはスイッチが切れたように寝る、の繰り返し。
一方で成猫は狩りに備えてなるべく省エネで動くようになります。例えば飼い主さんの上をジャンプで通るのではなく、わざわざ歩いて横切るのもその一環。飛ぶとエネルギーを消費してしまうので、歩いて渡ります。
よく寝るのは子猫でも成猫でも変わりませんが、やはり子猫の方が長時間寝るようです。
5.食べ物
成長著しい子猫と成猫では、食べるものが違います。逆にずっと小さな頃から同じフードを与えるのは問題です。肥満の原因になってしまうでしょう。
子猫はカロリーが高めのフード、成猫は健康維持の為のフードを与えるようにしてください。その時の年齢や体質に合ったものを選んであげましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:剛(つよし)♂ / 3歳 / キジシロ / 5kg
可愛い盛りの子猫と落ち着いた雰囲気になる成猫。成長することで変わることはたくさんありますが、愛すべき猫だということに変わりはありません。たくさん愛でて、幸せな猫生を送らせてあげてください。そして飼い主さんもたくさんの愛を受け取ると、お互いにハッピーな毎日が送れます!