なぜ『耳が欠けている野良猫』がいるの?考えられる3つの理由

なぜ『耳が欠けている野良猫』がいるの?考えられる3つの理由

猫も犬も外で暮らす猫は少なくなっています。しかしまだまだ野良猫として外で暮らす猫は少なからずいますが、じっくりと見る機会はあるでしょうか?それでは愛猫以外の猫を観察してみましょう。

1.さくら猫

耳のカットされたさくらねこ

耳が欠けている猫として一番多いのは「さくらねこ」でしょう。さくらねこは避妊去勢手術が行われている印として耳をカットされ、地域猫として可愛がられています。

愛護センターや地域ボランティアによって支えられている活動で、耳のカットが確認されれば無理に捕獲をする必要がなく猫も人間もストレスが溜まりません。

なぜ手術が必要なのでしょうか?

野良猫が外で暮らす最大の問題は、猫の繁殖力の高さです。猫は交尾をするとほぼ100%の確率で妊娠をし、5〜6匹を一度に出産します。メス猫は年に2〜3回妊娠をする可能性があるので、あっという間に猫だらけという状況になります。オスもメスも避妊去勢手術をして繁殖能力を持たなければ、これ以上増える事はないのです。

2.ケンカで欠けてしまった?!

ケンカをする猫達

オス同士の縄張り争いやメス猫を獲得するために闘うなど、猫がケンカをする要素は沢山あります。猫のかぎ爪や鋭い歯を始めとする武器は、とても鋭く性能が良いので攻撃を受ければ身体は傷つくでしょう。激しいケンカが原因で、耳の一部を失った可能性があります。

3.耳の病気

病気を抱える野良猫

耳の癌などで皮膚がただれて欠けてくることがあります。外で暮らしていると様々なウイルスや細菌に接触しやすいので免疫力が落ちていると病気にも罹患しやすくなります。

外で暮らす猫の現状

外で暮らす猫達

野良猫は年々減ってきてはいますが、少なからず外で生活をしている猫達はまだまだいます。猫の排泄物の悪臭、糞や尿の放置、残飯への衛生害虫の発生、発情期の大きな声、猫アレルギーを持っているなど理由は様々ですが、猫が苦手な人も多くいるので、野良猫の存在は常に地域で問題になります。

元々、野良猫はイエネコであったため、外で暮らすための遺伝子は持ち合わせていません。人間は、自分たちの暮らしを守るだけではなく猫が暮らす環境を整える必要もあるのです。

まとめ

雄々しいさくらねこ

なぜ『耳が欠けている野良猫』がいるの?考えられる3つの理由についてお伝えいたしました。

妖怪ウォッチの中に登場する「ジバニャン」もさくら猫ではないかと言われているようですが定かではありません。野良猫に対する人間の活動は、年月を経るごとに充実し3月22日は『さくらねこの日』として認定されるまでになりました。

全ての生き物が、気持ち良く幸せに生きられる地球作りをずっと模索していきたいですね。

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