1.まずは冷静になりましょう
猫が交通事故に遭ってしまった場所をよく確認することが大切です。交通往来が激しいかどうか、車を止めて安全を確保しながら猫を移動することができるかどうかを検討しましょう。事故にあっている猫だけに気を取られて、自分自身に及ぶ危険について意識できないと二次災害に発展する可能性があります。
まずは深呼吸をして、冷静に周りの状況を把握してから行動をおこしましょう。
2.安全な場所へ移動
道路周辺の安全が確認できたら、危険が無いように素早く猫を移動しましょう。大きめのビニールかビニール製の手袋、猫を寝かせられるようなダンボールなどの箱やタオルを準備します。
痛みや恐怖から咬みついてくる猫もいます。咬まれないように気をつけましょう。
3.猫の状況を確認
確保した猫の身体の状況を確認しましょう。緊急に治療が必要なら近くの動物病院へ連絡をして診察をしてもらいます。動物病院での治療費は自己負担になります。
残念ながら猫が虹の橋を渡った場合は、警察もしくは自治体に連絡をして遺体を引き取ってもらいましょう。
4.猫の身元を確認
事故に遭った猫が飼い猫で、首輪や埋められたマイクロチップからすぐに身元の確認ができるようであれば、飼い主に連絡をします。
確かめるのが難しい時は、近くの愛護センターに相談をしたり、SNSやチラシで迷い猫のお知らせをしましょう。各々の地域の愛護センターによっても違いますが、飼い主がいない猫は一週間ほど預かってもらえる可能性があります。
5.助けた猫の今後を考える
交通事故から助けた猫に飼い主がいない場合は、猫の今後を考えなければなりません。拾った人が猫を引き取る、里親を探す、地域猫として育てるなど方法はあります。
可哀想だからとちょっと手を出して助けっぱなしにすることは、逆に無責任になりかねないことを理解しないといけません。支払いをせずに消えてしまう人も多く、治療をした動物病院の負担になってしまうことも考えなくてはなりません。
まとめ
事故に遭った動物を見放すことは勿論できないでしょう。しかしその後の対応が出来なければ中途半端に手を出す方が無責任かもしれません。自分だったらどうするか考えてみてくださいね。