1.泌尿器系の病気
猫に多い病気の一つである、泌尿器系の疾患。膀胱炎や結石などが挙げられます。これらは痛みや残尿感が発生します。すると落ち着かなくなり、ウロウロし出すことがあるのです。
猫の様子がいつもと違っておかしいと思ったら、排尿に異常がないかを確認してください。トイレに行っても出ていない、尿の色がおかしい、排尿の時に鳴くなどです。
このような異常が見られたら早期の対応が必要となります。なるべく早く動物病院へ連れて行きましょう。
2.気になる音がする
猫には人に聞こえていない周波数の音が聞こえています。人が20Hz〜20000Hz程度の音が聞こえるのに対し、猫は30Hz〜100000Hzといわれています。
つまり、人よりもはるかに広い領域の音が聞こえているのです。ですから、飼い主さんが聞こえない音がしていてそれが気になっているという可能性が考えられます。
猫が聞きなれないような音はそれだけでも、恐怖を感じるでしょう。それで反応していることがあるのです。ですが飼い主さんには聞こえていない場合もあり、気がつくのは難しいかもしれません。
工事などの大きな音は分かりやすいですが、長時間に渡ると猫にはもちろん、飼い主さんにとってもストレスになりやすいです。
3.ストレスがある
猫にとって何かしらのストレスがあることもあります。非常に繊細な生き物なので、飼い主さんからするとちょっとしたことでも敏感に反応することがあるのです。ですから、気をつけてあげなければいけません。
大規模な模様替えや新入り猫など、環境が変わったところはありませんか?また、トイレが汚いままだったり、今まで使っていた猫グッズの変更をしたりしませんでしたか?
このようなことでもストレスになってしまう場合があるのです。何か猫が落ち着かない気分になってしまった原因を、確認してあげましょう。
4.認知症
猫も高齢になると、認知症になることがあります。するとウロウロと落ち着きなく徘徊する場合があるのです。それ以外にも粗相や夜鳴きなどが見られます。
今まで反応していたことに反応しなくなる場合も。飼い主さんを攻撃するようになることもあります。だんだんと症状が増えていくケースが多いので、しっかりと猫の行動をチェックしておきましょう。
5.発情期
不妊手術をしてない猫の場合、発情期で落ち着かなくなっているのかもしれません。この時期に相手を求める衝動は、猫自身も制御できないほど強いものなのです。
野良猫であれば自由にパートナーを求めに行くことができますが、家猫はそうも行きません。まず家の外に出るのが難しいため、どうにかして出ようとウロウロするのです。もし家の近くに相手がいると感じた時は、益々落ち着かなくなるでしょう。
発情期の猫の行動は、飼い主さんを困らせることも多いです。猫にも強いストレスとなるので、繁殖させる予定がなければ不妊手術を受けて貰った方が良いかもしれません。
まとめ
猫がウロウロと落ち着きなくしていたら、どうしたのかと心配になりますよね?大きな病気が原因となっていることもありますので、猫の動向に気をつけて十分に注意して行きたいものです。