猫を飼うときに絶対に必要な条件9つ

猫を飼うときに絶対に必要な条件9つ

猫は今、ペットとして犬より人気があると言われます。しかし猫の飼育率が上がる一方、捨てられる率もまた増えてきています。猫をずっと飼うときには、考えておかなければならないことがいくつもあります。その中からこれだけはといえる条件を大きく3つ、細かく9つに分けてご紹介しましょう。

飼育環境について

キャットハウスと猫2匹

①ペット可物件

そもそもペット不可物件でペットを飼うのはNGです。どうしても飼いたければ、引っ越しを考えるしかありません。

②家族の合意がある

飼っているうちに猫好きになる方も多々いらっしゃいますが、そうならないこともまたよくあることです。家族全員でよく話し合った上で決めるべきでしょう。

③アレルギーを持つ家族がいない

花粉症などの持病があると、猫アレルギーになることがあります。もしそうなったときに薬を飲んででも飼い続けるのかどうか、こちらもよく話し合っておきましょう。

④世話をする体力と時間がある

猫は放っておいていい生き物ではありません。食事の管理、トイレの世話、遊びやスキンシップなど、世話する時間が持てるかどうかは重要です。

⑤家を猫仕様に変更できる

目立って猫仕様にする必要はないのですが、インテリアを優先して猫のトイレや遊び場を制限するようなら問題です。もし猫の欲求をないがしろにした場合、いずれイタズラや粗相問題が起きてきます。

最期まで飼うのための覚悟について

お坊さんの肩に乗る茶トラ

⑥引っ越すときの覚悟

引っ越しで猫を置いて(捨てて)行く人が少なくありません。どこへ行こうと猫も一緒、という考えを持っているかという意味です。

⑦経済的負担を担う覚悟

猫を飼うと毎月食事代やトイレの砂代がかかります。予防注射やノミダニ薬も必要ですし、医療保険に入れば保険代も必要です。元気な時でも年に10数万円、風邪でもひけばそのたびごとにさらに数万かかります。

また初年度は各種の猫グッズ(キャリーケース、猫トイレ、おもちゃ、猫用ベッド、毛布類など)や去勢避妊手術代などが上乗せされます。その負担を担う覚悟があるかどうかは今後を左右する大問題です。

⑧介護をする覚悟

さらに大きな病気や認知症などにかかると「介護」が発生します。相手は小さくても、経済的・肉体的・精神的な負担はかなりなもの。その時にならなければ分からないこともありますが、1度は猫の介護の大変さについて調べ、考えてみるべきでしょう。

いざというときのバトンタッチについて

段ボールに入ったキジトラと家族

⑨飼い主さんのもしもに対する準備

いくら覚悟を決めていても、飼い主さんの怪我や病気で飼えなくなる可能性は消えません。そんないざというときを考えるのは、猫に対する愛情の一部です。猫好きで責任を持ってお世話してくれる方がいれば、例え飼い主さんが変わっても猫は幸せな一生を送ることができるからです。

まとめ

小春

ペットショップで一目惚れ、道端で思わず猫を拾っちゃったなど、思いがけない出会いは多いもの。しかしこれが飼育放棄につながることもあるのです。猫と人が幸せに過ごすのは簡単ではありません。猫を飼いたいと思ったときはまず慎重に。そして出会ったときにはそこからで構いません。猫を飼うときに必要な条件をぜひ見直してほしいと思います。

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