猫を自然災害から守る!防災対策のいろは
基本的には予知することが出来ず、誰にも止めることのできない恐ろしい自然災害。特にこの時期は台風や豪雨等の発生も多くみられますので、警戒が必要になってきます。
みなさんもご存知の2011年3月11日に起こった東日本大震災大震災。心が痛むようなニュースが続き、とても印象に残っています。もちろん被災したのは人だけでなく、動物も一緒でした。
あの大震災後から防災グッズをそろえ始めた人も多くいます。私もその一人です。台風、地震等の自然災害による被災時には、食べ物の入手も困難になり、電気、水道すら使えないという状態が続きます。
その為、私は普段から防災グッズの準備が必要だと思っています。何かあってからでは遅いのです。
そしてその防災グッズの準備は人だけでなく、ペットに対しても言えることでしょう。特に猫は臆病な生き物で自然災害時にパニックを起こしてしまうケースも少なくありません。
今回は猫の防災について、ご紹介していきたいと思います。
猫の防災に役立つ防災グッズ
猫が被災時に必要とする防災グッズとして、
- 水やエサ
- ペット用おむつ
- ケージやキャリーケース
が挙げられます。
水に関しては人が飲むものを共有できますが、食べ物はそうもいきません。そこでオススメできるのが、パウチタイプのエサ。猫缶やカリカリだと、重さもあり、かさばってしまいます。ですが、パウチタイプのものだと1つ1つが小さく軽い為、持ち運びにも苦労しません。
そしてトイレに関しては、猫は人や犬と違い一般的には「砂があるところで用を足す」という習性があります。我慢してしまってぼうこう炎になってしまうケースもありますので、トイレと猫砂は用意してあげたいものです。
しかし、災害時にトイレや猫砂を持っていくことは、ほぼ不可能かと思います。トイレと猫砂を持っていこうとすると、重さもかなりありますし、何より手が塞がってしまいます。
そこでペット用のおむつを準備しておきましょう。落ち着いたらトイレを用意するようにして、初めはおむつでしのいでもらいます。おむつは小さく折りたためるので、避難時に持っていくリュックにもすんなりと入ります。
そして、現在では猫がペットとして多くの方に認識され始めているのは事実ですが、被災時にはその常識が通用しない場合が多いそうです。よって、避難所の外に置いておくならOK、という避難所も多くあります。
確かに室内に連れ込むのは、猫アレルギーの方も多くいると思いますので、難しい話かとは思いますが、犬とは違い関節が柔らかい猫たちは、簡単に首輪やハーネスから抜け出すことが出来てしまいます。
キツめのものを使用しても、うまい具合に抜け出せる場合もありますから、防災時には猫用ハーネスを付けての外飼いは避けたいものです。
そこでケージやキャリーケースの準備が必要になります。
キャリーケースは普段からお使いになっているものでOKですが、長い間入れておくとなると、広さが確保できない為、とても窮屈な思いをさせてしまうかもしれません。
その場合折りたたみケージがオススメ!広さもあり、何といっても折りたためるという点で、猫の防災グッズとして是非取り入れたいアイテムだと感じました。お値段も3000円~4000円程度で購入できます。
普段からお家にセッティングしておき、猫のお部屋として使うこともできます。
猫の防災訓練
猫は警戒心が強く、慣れていない場所を嫌がることがありますので、日頃からケージやキャリーケースに慣れさせる訓練をしておくことをオススメします。
- 入り口を開けたままにし、奥にオヤツを入れておく
- 入り口を開けたまま日当たりが良い場所に置いておく
等の工夫をし、「ここはいい場所だ」と覚えさせることが大切だと思います。
自然災害時に、猫がすんなり入ってくれればそのまま猫を連れて逃げることもできますし、ペットが中に入れない避難所の場合、猫を外敵から守るためのアイテムとして活躍しますので、飼い主さんも安心できることでしょう。
まとめ
猫の防災について考えておくことでいざという時の負担が少なく済みます。被災により猫がパニックを起こし、脱走してしまうケースが多く見られますので、そうならない為にも、飼い主の私たちがしっかり猫の防災について考えてあげることが大切です。