1.強い痛みや熱がある
ケガや病気などで強い痛みを感じている時に震えることがあります。愛猫の体に異常がないかを確認してください。ケガは目で見ることができますが、病気は判断が難しいです。ただ寒いだけではなさそうな場合は早めに、動物病院へ向かいましょう。
猫風邪などで熱が出ている場合も、ブルブルと震えることがあります。いずれにしてもたいして寒くないのに震えている、ずっと震えているなどは何かしらの異常がある可能性が高いです。注意してあげてください。
2.てんかん
てんかんとは、脳の働きに異常が起きる病気です。発作が起きると震えたり硬直したりします。今まで何も異常がなかったのにある日突然発作が起きることがあり、飼い主さんは驚きと共に強い不安を感じるでしょう。
でもてんかん発作は収まればいつもと同じように行動しだす場合が多いです。慌てずにかかりつけ医に相談するなどして対処して行きましょう。もし発作が起きた場合は診断の助けになりますので、猫の安全を確保した上でその様子を動画に収めることをお勧めします。
3.脳腫瘍
脳腫瘍が神経を圧迫し、震えが生じることも。高齢猫に発症する場合が多いですが、場合によっては若齢〜中齢猫に起きる場合もあります。
脳は場所によって働きが異なり、脳腫瘍ができている部位によって症状が異なります。外からは分かりませんので、確認のためにCTやMRI検査を受ける必要があります。震え以外にも元気がなくなったり食欲が落ちたり、四肢の麻痺や粗相などの症状が現れます。
愛猫の行動がいつもと異なるなど様子がおかしいと感じたら、早めに受診して原因を突き止めてあげましょう。
4.中毒
安全そうに見える家の中も、実は猫にとっては危険でいっぱいかも!?観葉植物や薬品はもちろん、飼い主さんの食べ物でも中毒を起こし、震えが起きる場合があります。十分に気をつけて行きましょう。
震え以外に下痢や嘔吐することも多いです。中毒を起こす原因となるものは猫の手が届かない場所にしまいましょう。
万が一中毒を起こしてしまった場合は、かかりつけの動物病院へ連絡を入れましょう。深夜などに起きる可能性も考えて、あらかじめ対応してくれる救急病院を調べておくことも大切です。獣医師の指示に従い、対処して行きましょう!
5.低体温
体温が32度から35度程度の軽度の低体温の場合、震え(シバリング)が起きる場合があります。子猫や老猫に起きやすいです。命に関わるケースも多いので、体温の保持には注意しなければいけません。
健康な猫であっても長時間寒さに晒されていれば、低体温になる可能性があります。猫の体温をしっかりと保てるよう、室温などには注意してください。
まとめ
普通に考えても猫が震えているのは、普通ではありません。そこには何かしらの原因があると思って良いでしょう。「そのうち収まる」などと軽く考えていると、取り返しがつかないことになってしまうかも…!十分に気をつけてあげてくださいね。