1.おやつの与えすぎ
猫が喜ぶから、ちょうだいと言ってくるからとついつい、過剰におやつを与えていませんか?その場は良いかもしれませんが、後で肥満というシッペ返しがきてしまうかも。
ぽっちゃり猫は可愛いのですが、健康の面ではやはり不安があります。肥満は万病の元なのです。循環器系の病気や糖尿病になりやすくなるのはもちろん、関節炎も起こしやすくなります。
飼い主さんの負担も多くなりますが、一番苦しむのは当の猫でしょう。計画性のないおやつの与え方は、不幸しか呼びません。与えた分のカロリーをご飯から差し引くようにする、与える時のルールを決めておくなどして、しっかりと管理しましょう。
2.喫煙
喫煙者が肩身の狭い思いをする昨今。家ならば誰にも気兼ねなく吸えるとプカプカ…。ちょっと待って!その側に猫はいませんか?
飼い主さんが吸うタバコの副流煙、愛猫はしっかりと吸い込んでいます。それが健康に影響を与えることは必至です。体が小さいためその害は計り知れません。
しかも飼い主さんが吸っている時だけではなく、壁やカーテン、室内にある家具などに付着したり吸収されたタバコの成分が猫の体に付き、それを舐めることで体内に入ってしまうことも。
そのため、タバコを吸う飼い主さんの元にいる猫はリンパ腫や口腔内や鼻腔内のがんにかかるリスクが高まってしまうのです。空気清浄機があったり換気扇の下で吸ったりする場合でも、有害な成分全てを取り除くことは不可能。愛猫の健康を考えれば、喫煙するのは決して良いとはいえないのが実情です。
3.アロマ
植物のエキスを凝縮したアロマオイルを好きな飼い主さんは少なくないでしょう。天然のものなので、一見猫にも良いのかな?と思ってしまいますが、実はあまり良くありません。
猫は人間のようにアロマオイルの成分を分解、代謝ができないのです。ですから体内に溜まってしまい、それで中毒を起こしてしまうことがあります。
飼い主さんにとってはリラックスの道具となるアロマオイルも、猫にとっては有害な場合が多いのです。もちろん一部無害なものもあるようですので、使用したい場合は専門知識のある方に相談しましょう。
4.おすそ分け
飼い主さんが食事をしていたら愛猫が食べたそうにしているので、おすそ分けを…。微笑ましいシーンですが、実はこの行動により猫の寿命を縮めてしまうことがあります。
まず人の食べ物は猫には味が濃すぎるのです。塩分も相当高いでしょう。加えて猫が食べると中毒を起こしてしまう食材があります。玉ねぎやチョコレート、アルコールが代表的です。
アルコールのおすそ分けは可能性として低いですが、おすそ分けによって猫の口に入ってしまった場合、中毒を起こし危険なことになるかもしれません。それで万が一、命を失ってしまったら…。後悔しないように人の食べ物は与えないようにしてください。スキを見て盗まれるのにも要注意です。
5.不衛生な環境
猫は本来キレイ好きな生き物なのですが…。もし飼い主さんが掃除をしてくれなくて不衛生な環境だったとしても、そこで生きていくしかない場合は我慢して過ごさなければいけません。
ですがストレスが溜まり体調を崩すこともありますし、細菌感染を起こす可能性もあります。ノミやダニなどの害虫が湧いてしまう場合も。
これが猫の寿命を縮めることになるのは、想像に難くないでしょう。健康に過ごせるようにしっかりと掃除して、清潔を保つようにしてあげてください。
まとめ
飼い主さんのお世話の仕方によって、猫の寿命を延ばすことも縮めることもできてしまいます。そう考えると責任は重大です。猫がストレスなく快適に過ごせる環境が一番です。しっかりと整えて行きましょう。