『猫バンバン』をする意味
猫は薄暗くて狭い場所を好む傾向にあり、外で暮らしている野良猫は安全な寝床を得るために車のボンネットの中に潜り込むことがあるそうです。
特に寒い時期は少しでも暖かい場所を寝床にしようとして、運転し終えて暖かくなっている車のエンジンルームの近くへと入り込むことが多いのだとか。車のボンネットの中は暖をとれるだけでなく雨風をしのげますし、外敵から身を守りやすいともいえますので猫にとっては理想的な寝床となるのでしょうね。
猫にとっては車のエンジンルーム付近はまさにリラックスしやすい環境といえますが、もし猫が一時期的に入り込んでいると知らずに車のエンジンをかけてしまうと…、熱くなったエンジンによって猫が大ケガをしたり、エンジンベルトに巻き込まれて命を失ってしまうという大惨事になる可能性が非常に高いといえます。
また車も故障してしまうことも珍しくありません。そういった悲惨なトラブルを避けるためには、車に乗るときにまず『猫バンバン』をするのがとても効果的といえるでしょう。
『猫バンバン』は車のエンジンをかける前にボンネット付近を軽く叩いて「今から車を動かすから危ないよ?」と猫に知らせる手段となります。つまり音を鳴らすことでボンネットの中に入り込んだ猫を外に出させる方法となり、悲惨なトラブルを避ける方法としてとても効果的だといわれています。
しかし実際には、猫バンバンをしただけでは猫がボンネットから出てこないことも少なくありませんので、そういった場合のことを想定してより猫が危険な目にあわないよう車を利用する時は同時に他の確認方法もいくつか行うことをおススメします。
1.ボンネットの中を確認する
ボンネットの中に猫がいないか確認するときは車のエンジンをかける前に『猫バンバン』をした後、念のためボンネットの中を確認するのが理想的といえます。
猫によっては隙間にはさまって出てこれない場合があったり『猫バンバン』をすることで驚いてボンネットの中から出てこなかったりすることがありますので、直接ボンネットの中を見ながら猫の鳴き声が聞こえないか確認するようにしましょう。
少し面倒に感じるかもしれませんが猫の身を守るための一番良い確認方法となりますよ。
2.クラクションを何度か鳴らしてみる
『猫バンバン』と同じ意味をもつ別の確認方法としては『クラクションを鳴らす』という方法もあります。車のエンジンをかける前にクラクションを何度か短く鳴らすことで猫に「今から車が動くよ」と知らせることができるのです。
ただ時間帯や環境によってはクラクションを鳴らすと周りに迷惑をかけたりトラブルになったりすることがありますので、クラクションを使うときは鳴らしても良い状況かどうか確認してから行うことをおススメします。
3.車の周りや下を確認する
猫はボンネットの中に入り込むだけでなく車の下やタイヤの隙間に潜り込むことも少なくありません。もし猫がタイヤの隙間や車の下にいるときに車を動かしてしまうと…、ご想像のとおり猫を轢いてしまう可能性があります。
ボンネットの中に猫がいないのを確認しただけでエンジンをかけるのではなく、同時に車の周りや下に猫が潜んでいないか確認するようにしましょう。そうすることでより猫を危険なトラブルから守ることができますよ。
まとめ
今日のねこちゃんより:ティガー&coco♂ / 1歳 / アメリカンショートヘア / 6kg
車の中に入り込んだ猫を逃がすための方法として『猫バンバン』はとても効果的な手段といえますがそれだけでは100%安全とは限りません。ですから同時に直接ボンネットの中を確認したりクラクションを鳴らして猫がいないかどうか調べることをおススメします。
また車の周りや下に猫がいる場合もありますので、そういった場所にも猫がいないか見るようにしましょう。猫がいないか確認するときは猫の鳴き声が聞こえてこないか。耳をすませることも忘れないでくださいね。