1.ケガをしている
いつもなら元気よく遊んでいることが多い愛猫が珍しくずっと大人しくしている場合はケガをしているのかもしれません。
- 体のある部分を気にしている
- 足を浮かせている
- 足をひきずっている
- 歩き方がおかしい
- 体のある部分を触ると嫌がる
など目に見えて異変を感じる行動をしているのでしたら要注意といえるでしょう。猫は高い場所から飛び降りたときに足を痛めることが時々あります。
なかには着地に失敗して足の皿や股関節を脱臼してしまうことも珍しくなかったりしますので、遊んだ後に愛猫が急に大人しくなった場合は「どこかにケガを負ってしまったのかも…」と疑った方がいいかもしれません。
2.病気をしている
食欲がなくなってずっと横になっている。ずっと座りながらハァハァ苦しそうに呼吸している。といったときは、なにかしらの病気になっている可能性が高いといえるでしょう。
- 下痢
- 嘔吐
- 食欲がない
- 眠ることが多い
- 咳
- くしゃみ
- 鼻水が出ている
- 呼吸が荒い
- ふらついて歩く
- おしっこがいつもと違う
- おしっこを全然していない
- お腹が張っている
例えば愛猫が苦しそうにしているときに上記のような症状があるのでしたら、病気によって元気がなくなっている可能性が非常に高いといえるでしょう。
猫は不調になったとき周りに弱い姿を見せないようにする習性がありますので、ケガを負ったり病気になったりしても何事もないかのように我慢することがよくあります。
その結果、愛猫が大病を患っていた場合でも飼い主がなかなか気づいてあげることができず、かなり症状が進行したときに初めて病気の存在を知ることが多かったりします。
例えば愛猫が珍しく口を開けてハァハァしているときは『心臓』『肺』『呼吸器官』などに異常が起きていることが多く、ほとんどの場合すでに重症化していることが考えられます。
酷い場合だと呼吸を荒くしたその日のうちに肺に水が溜まって呼吸困難になってしまうケースもありますので、愛猫の様子が少しおかしい。苦しそうにしている…。と感じたら病院に連れて行くようにしましょう。
3.誤飲の可能性
猫が苦しそうにしているときは誤飲の可能性もあります。猫は狩猟本能や好奇心が強いのでなにかに興味を持つと前足でペシペシ叩いたりガジガジ噛んだりすることがとても多く、同時に誤飲してしまうことも珍しくありません。
室内だと…キラキラしたアクセサリーやヘアゴム、保冷剤や乾燥剤、小さな布製品やティッシュなど。猫がおもちゃにして遊ぶものは実にたくさん存在するといえるでしょう。
- 嘔吐
- 食欲がない
- 呼吸しにくそうにしている
- 舌が青白くなったり青紫色になっている
といった症状は誤飲をしてしまったときのサインとしても知られていますので、愛猫にこのような症状がみられる場合は室内でなにか無くなっていないか。または壊れて一部欠けているものがないか探してみましょう。
もしあるはずのものが消えていたのでしたら誤飲を疑った方がよいといえます。誤飲をしたままの状態で放っておくと呼吸困難や腸閉塞などになる可能性があり、最悪の場合命を亡くしてしまう危険性もありますので出来るだけ早く病院に連れて行ってあげてくださいね。
4.アレルギー反応が出ている
初めて与えるご飯やおやつを食べてから愛猫が苦しそうにしている。そんな場合は食物アレルギーの反応が出ているのかもしれません。例えば食べ物によってアレルギー反応が出たときは…、
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚炎
- 発熱
- かゆみ
- お腹が張る
といった症状が出ることが多いといえます。また引っ越しや部屋の模様替えなどによって環境を大きく変えたときは室内にあるハウスダスト(ホコリ、ダニの死骸、カビ、花粉、毛など)によって猫にアレルギー反応が出やすかったりもします。
環境によるアレルギーもしんどそうにしながら咳や呼吸が荒くなる、場合によっては呼吸困難になるといった症状が出てしまうことになりますので、愛猫の様子が変になる少し前に環境を大きく変えたのでしたらアレルギー反応が出ているのかもしれません。
まとめ
猫が苦しそうにしているときは、
- ケガをしている
- 病気をしている
- 誤飲の可能性
- アレルギー反応がでている
などの原因によって体に異常が出ている可能性が高いといえるでしょう。ただ愛猫がどの原因で苦痛を感じているのかを飼い主だけで判断するのは危険といえますので、どの原因のときも動物病院に連れていくことを強くおススメします。
毎日愛猫の様子を細かくチェックするようにしておくと、少し様子が違っただけですぐ異変に気づいてあげることができますので、日頃から愛猫の様子をジックリ観察するようにしてあげてくださいね。