1.いくつかテストする
猫好みの猫砂を見つけるには、種類が違う猫砂を買って来てそれぞれをトイレに入れて、並べて置いておくと良いでしょう。どの砂が一番使われたかで好みを判断することができます。
トイレの容器をいくつも用意するのが大変な時は、簡易的にダンボールにビニールを敷いたものでもOKでしょう。ずっと使うわけではありませんのでそれでも十分です。
猫砂には鉱物系、紙系、おから系、シリカゲル系、木系など多くの種類があります。猫砂ジプシーとならないためにも早めに猫の好みを把握しておくのは有効です。
2.鉱物系が好まれる
多くの猫が好むのが「鉱物系」の猫砂です。一番粒が小さく自然な砂に近いからでしょう。用足し後のカキカキがしやすいのかもしれません。
おしっこがかかると固まって、飼い主さんが掃除しやすいという利点もあります。重いのでお店で買って持って帰るのが大変…。この場合はネット通販を利用することで問題が解消されます。
鉱物系の猫砂は猫人気が高いのですが、健康の面から見るとベストとはいえない点があります。ホコリ立ちがすごいので吸い込んでしまうのと、トイレ後に足裏を舐めることで肉球に挟まった猫砂が体内に入ってしまう懸念があるのです。
鉱物系猫砂はいわば「粘土」です。水分を含むと固まる性質があるので、猫の体内に入った時に固まってしまう可能性が。実際に体調不良で手術を受けた猫の胃全体に、この猫砂が固まってこびりついていた例があります。
そう考えるとたとえ猫好みであったとしても、ベストな選択ではないかもしれません。
3.健康チェックのしやすさも忘れないで!
猫の排泄の様子は健康チェックのために重要です。そのため、チェックがしやすい猫砂というのも検討材料に入れておく方が良いでしょう。排泄物の量や回数、色、匂いが把握しやすいものを選ぶことをオススメします。
4.ニオイケアも重要
トイレといえば気になるのが匂いです。特に猫の排泄物は臭いことで有名。きちんとケアをしないと家の外からでも「あ、この家猫飼ってる」と分かってしまうほどです。
ですから消臭効果の高い猫砂を選ぶことも大切ではないでしょうか?猫の健康に負担をかけないもの、かつ匂いケアができるもの、と探せばある程度候補は絞られそうです。
5.猫砂なしも存在する
実は猫砂なしにすることも、不可能ではありません。トイレに入れる猫砂を徐々に少なくしていき、ペットシーツのみにするのです。少しずつ慣れて貰えばいつかは猫砂なしに。
根気が必要となって来ますが、もしご興味ある場合はトライしてみてください。ただ猫の性格によってはできないこともありますので、無理強いはしないようにしましょう。不満を感じた猫が抗議の粗相をしでかしてくれるかもしれません。
まとめ
前述したように猫砂には数多くの種類があり、どれが愛猫に合っているのか悩む飼い主さんは少なくありません。筆者も色々試し悩みに悩んだ末、今使っている猫砂に辿り着きました。
猫砂選びの一番のポイントになるのは、猫も飼い主さんも快適なもの、ではないでしょうか。健康への配慮もしつつ、ベストな猫砂を見つけてくださいね!