猫のいる家でもOKな『観葉植物』3つ

猫のいる家でもOKな『観葉植物』3つ

猫は毛玉を吐くために猫草を食べますが、このような習性もあってかいろいろな植物を口にしてしまう可能性があります。また、単に植物の葉が風で動いているのが気になって口に含んでしまうということもあり得るでしょう。そんな時にもしも植物が猫にとって無毒なら問題ありませんが有毒だった場合大変なことになってしまう場合あります。そこで今回は猫がいる家でも安心して置いておける観葉植物についてまとめてみました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.エバーフレッシュ

エバーフレッシュ

エバーフレッシュは別名、アカサヤネムノキ、ピテケロビウムなどの名前を持つ観葉植物でマメ科の常緑高木です。主に中南米や東南アジアなどの熱帯地方で多く見られる植物で日本にも同じ仲間のネムノキが自生しています。

このネムノキは神秘的な一面を持つ観葉植物で、昼間は葉が開いているのですが、夜にはあたかも眠っているように閉じるという特徴を持っています。また、4月~9月にはポンポンのような可愛い黄色い花を付けてくれます。

ネムノキには「歓喜」「胸のときめき」という花言葉があるそうで、これは昔、中国で機嫌が悪い夫にネムノキが入った物を飲ませたところとても機嫌が良くなり、夫婦円満になったという言い伝えに由来しているそうです。このように神秘的で可愛い花を付けてくれるエバーフレッシュは猫にも無害な観葉植物とされていて、安心して家に置ける観葉植物です。

2.ガジュマル

ガジュマル

ガジュマルは熱帯地方で多く見られる観葉植物で、世界には800種、日本には16種が自生しています。ガジュマルは日本の沖縄県に生えていることでもよく知られていて、地元では精霊のキジムナーが住むと信じられています。また、「多幸の木」と呼ばれたりもするようです

※同じように幸せの木と呼ばれるドラセナという植物には強い毒性があるので間違えないように注意

ガジュマルという不思議な響きの名前の由来には諸説があり、例えば気根という部分が複雑に絡まった形状になることから「からまる」が語源であるとか、「風を守る」→「かぜまもる」→「ガジュマル」になったという説などもあります。

ガジュマルの花言葉は「健康」ですが、その言葉通り根がコンクリートを突き破ることもあるということで非常に強い生命力を感じさせる観葉植物です。猫にも無毒な観葉植物とされていますので、猫がいても置ける観葉植物を探している人、力強く幸運を呼び込みそうな植物を育てたい人にもおすすめでしょう。

3.ブライダルベール

ブライダルベール

ブライダルベール、別名タヒチアンブライダルベール(原産はメキシコ)はその名の通り花嫁のように葉を茂らせ、温度と日照の調整次第では1年中小さく可憐な白い花をたくさん咲かせてくれる観葉植物です。日本では昭和50年代頃から知られているそうで、置くタイプの鉢に植えて観賞してもいいですが、吊り鉢仕立てで育てる人も多いようです。

ブライダルベールの花言葉は「幸福」「願い続ける」で名前も見た目も非常にロマンチックな観葉植物です。そして猫にとっても無害とされていますので安全と言えるでしょう。

ただ、これは他の観葉植物にも言えることですが、小さな鉢などで育てていると倒したり落としたりと猫がいたずらをすることもあるので、猫の届かない高さにぶら下げて育てる方がより安心に楽しめるかもしれません。

まとめ

観葉植物のそばで座っている猫

いかがでしたか?猫がいる環境ではやはり植物に毒性がないかが気になりますね。猫にはユリ科、バラ科、ナス科などの植物が有毒であったり、観葉植物として親しまれているポトスやアロエなどもNGだったりします。ぜひ皆さんも今回ご紹介した物も含めて安全で楽しく観賞できる植物を探してみてくださいね。

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