気まずいという感情
実は猫ちゃんにも「気まずい」という感情があることをご存じでしょうか。まるで人間のような感情ですが、猫ちゃんにもきちんと存在します。
複雑な人間関係を築き上げていく人間社会では多くの細やかな感情が存在することは当たり前ですが、猫ちゃんにもあることは少し意外なような感じもします。実際どんなときに見られるのかをまとめてみましたので、まだ見たことのない飼い主さんはぜひ参考にしてください。
1. ジャンプに失敗したとき
普段から猫ちゃんはスマートに行動していますが、その上少しプライドも持っています。いつもは軽々と飛び越えるジャンプも、たまに失敗してしまうとその場で何もなかったかのように取り繕います。
しかし、きちんと気まずいとは感じており、その証拠に飼い主さんの方向からは全力で目をそらしたり自分を落ち着かせるために念入りに毛繕いをしたりしている姿が見られます。
逆に狩りなどが成功して獲物を飼い主さんに見せるときは誇らしげにしていますので、微笑ましい限りです。失敗したときは猫ちゃんも心の中では「どうして!?何で失敗したにゃ!」と思っていると思いますので、飼い主さんは気づいても気づかないフリをしてあげましょう。
2. トイレを見られたとき
人間でも当然ですが、猫ちゃんもトイレをしているときは誰にも見られたくないと思っています。野生の名残として排泄中は他の動物に襲われても簡単に身動きが取れる状況ではないので、危険な状態と認識しています。
何年も飼い主さんと一緒に過ごしていて、平和な時間しか知らないような猫ちゃんでも、やはりトイレをしているときに姿を見られてしまうと「やばい!逃げろ!」という考えが浮かんでしまうのです。
大好きな飼い主さんとはいえ、気まずいものは気まずいのでトイレをしているときは、なるべく邪魔しないようにしてあげましょう。
3. いたずらがバレた瞬間
猫ちゃんも「きっとこれをしたら飼い主さんは怒るんだろうなぁ」と認識できます。しかし、どうしても野生の本能からやってしまうのです。もし飼い主さんに現行犯で見つからなければ、得意のポーカーフェイスで「私ではありません」という態度を取るでしょう。
しかし、飼い主さんが音とともに素早く現行犯で見つけたときは、猫ちゃんも目をまんまるくして「げ!やばい!」と感じます。気まずい雰囲気がその瞬間に流れることを飼い主さんもバッチリ感じると思いますので、再度猫ちゃんにこれはいけないと教えてあげましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ヤマト♀ / サイベリアン / 4kg
上記のような人間らしい感情を表してくれるところも猫ちゃんの魅力の一つであるように感じます。互いの気持ちに配慮しながら、生活を築き上げていくようにしましょう。