1. 粗相が多い
分離不安、泌尿器の異常などにより粗相を頻繁にする場合、放っておくのは良くありません。早めにかかりつけ医に相談しましょう。
他の原因として、単にトイレが気に入らない場合もあります。汚れていたり砂の形状が好みではなかったりするのかもしれません。粗相の原因が何なのか、しっかりと確かめましょう。その上で対策を取るようにしてください。
2. 同じ動作を繰り返す
自分のしっぽを追ったり過剰に毛繕いをしたりと、同じ動作を繰り返している場合はストレスが原因だと考えられます。他にも頭を水平に動かし続ける、決まった場所で鼻を鳴らし続けるなどがあります。
このような行動を「常同行動」と呼び、長期的なストレスがかかっている可能性があります。何が原因となっているかを突き止め、解消しなければいけません。
3. 倒れる、けいれんなど
突然倒れたりけいれんをしだしたりした場合、体のどこかに異常があるのでしょう。その原因は様々です。早急に対応が必要な場合がありますので、このような異常行動をしたときはかかりつけの動物病院に電話をして指示を仰ぎましょう。
4. 攻撃的になる
それまで大人しかったにも関わらず攻撃的になってしまった場合は、ストレスや病気が考えられます。ただ遊びの延長で興奮が抑えきれないこともありますので、冷静に原因を考えましょう。
猫はとても繊細な生き物です。ゆえにストレスを感じやすいので十分に注意してあげましょう。住居環境の変化や強い刺激を受けたとき、退屈すぎるときなども攻撃的になる可能性があります。甲状腺機能亢進症というホルモンの異常により、突如として凶暴化する場合も。老猫に多い病気です。
5. 無反応になる
ストレスが溜まりすぎて無反応になってしまうことも。今までだったら反応していたことに反応しなくなったら、気をつけてあげましょう。
飼い主さんが構ってくれなくて拗ねている場合もあります。いずれにせよ猫の気持ちを察知して対応してあげましょう。あまりにストレスが溜まると心身の異常となって現れることがあります。そうなる前に適切な対処をしていきましょう。
まとめ
猫の異常行動には心配なケースが多いです。早期発見をするには常に観察しておくことが大切です。とはいえ、いつでもじ〜っと穴が開くほど見つめていると、それはそれでストレスを感じてしまうでしょうから、ほどほどに。猫の健康を守れるのは飼い主さんだけです。しっかりと管理してあげてください。