超・手抜きハンモック
体のサイズなんて気にしないで、箱でも袋でもとにかく収まろうと奮闘する猫ちゃん。体をくるりと包み込むハンモックを与えたら、さぞ喜ぶはず。というか、ハンモックでゴロゴロする姿を私が見たい!
しかし、裁縫とは長らくご無沙汰だった私。マスクを作るのも精一杯…。そこでひらめいたのが、使わなくなったクッションカバーを使うという“超・手抜きハンモック”。ひもで吊り下げるだけなので、10分程度で出来ちゃいます。
しかも取り付ける場所はダイニングチェアの座面の下。猫も飼い主の足元で思う存分甘えられますし、飼い主もその様子を覗き放題です。
材料

- クッションカバー :1枚
- 布ひも(伸縮性のないもの):70センチ以上のものを4本、2.5メートル以上のものを2本
クッションカバーは、正方形であればどんなものでも構いません。新品でもいいですが、飼い主のにおいがついている使い古しの方が、猫の食いつきもよくなります。
布ひもはカバーに縫いつけますので、平たいものがおすすめです。手芸店や100円ショップなどで手に入りますが、マスク作りで余った生地を使ってもいいかもしれません。ただしその場合は、使用する生地が伸縮しないことを確かめてください。
作り方
1.布ひもをつける位置を確認

クッションカバーを床に置き、椅子を乗せます。椅子よりもクッションカバーが大きい場合、椅子の脚の位置(4カ所)にしるしをつけてください。ここが布ひもをつける位置になります。
一方、椅子よりもクッションカバーの方が小さい、もしくは同じくらいなのであれば、しるしをつける必要はありません。布ひもをつける位置は、クッションカバーの四隅になります。
2.クッションカバーに布ひもをつける

布ひも(70センチ以上のもの)をU字に折り、U字の底にあたる部分をクッションカバーに縫いつけます。縫いつける位置は、クッションカバーの四隅、もしくはしるしの場所です。
猫が乗っても取れないように、念入りに縫いとめてください。生地に厚みがあるため、手縫いよりもミシンの使用をお勧めします。
3. ハンモックを吊り下げる土台を作る

“土台作り”と言っても、布ひも(2.5メートル以上のもの)2本を椅子に縛りつけるだけ。
布ひもを椅子の前脚にひっかけたら、対角線上にあたる後ろ脚に絡めて、縛りとめます。座面をクロスするように、もう一本の布ひもも同じように縛りとめてください。

この2本の布ひもを取り付けることで、どんなタイプのダイニングチェアであってもハンモックを吊せるようになります。

この2本の布ひもは、たるみなく縛りとめることが重要です。たるんでいるとハンモックが傾いてしまいますので、必ずたるまないように縛り止めてください。
4. ハンモックを取り付けたら完成!

クッションカバーに縫いつけた布ひもを、土台の布ひもに結びつけます。椅子の脚も一緒に絡めて縛り止めてください。

4カ所吊ったら完成です。
おまたせ! 初ハンモックはいかがかな?

飼い主のにおいがしみ込んだクッションを使っていることもあって、早速ゴロリな姿を見せてくれました! 丸まった姿はまるでおもち。体の中に顔をうずめて、スースーと気持ちよさそうに夢の中へ。6キロの大きめ猫ちゃんですが、サイズもちょうどいいようです。
また、このハンモックは床との距離も近いので、老猫や療養中の猫にも安心してゴロゴロしてもらえます!
まとめ
縫う作業を極力減らした“超・手抜きハンモック”ですが、どんな椅子にも対応できて、かつ、安定性抜群。加えて、汚れてもすぐに洗えるように取り外しも楽ちんです。せっかくハンモックを手作りするのならと、この3つにこだわって試行錯誤してみました。
10分程度で作れますので、いつも癒しをくれる猫への、ちょっとしたお礼にいかがでしょうか。