1. 体型
まず猫が健康かどうかを判断するのに、その体型をチェックしてみましょう。痩せすぎでも太りすぎでも良くありません。適正な体型だと健康的だといえるでしょう。
目安としては上から見たときに腰に適度なくびれがある、触れたときにすぐに肋骨を感じるなどです。この辺りの判断はなかなか難しい場合がありますので、かかりつけ医にお願いすると確実です。
また、飼い主さんが猫の体型を判断するための「S.H.A.P.E.TMスコア」というものもあります。調べてみてください。
2. 顔まわり
耳、目、口などの顔まわりを見ることで、健康かどうかをチェックすることもできます。耳は変な匂いがない、耳だれが出ていない、赤みや痒みがない状態が望ましいです。
目は澄んでいて、涙や目脂などが出ていない状態。適度な目やには正常の範囲なので問題はありません。白目や眼瞼が充血していないかも確認しましょう。
そして口ですがやたらと臭くない、歯茎がピンク色、よだれや泡がない、歯は歯垢や歯石が付いていない、口腔内にできものは発赤がないなどで判断できます。猫があくびをしたときなどにチェックしてみましょう。
3. 被毛の状態
被毛の状態からも健康状態が分かります。まずツヤがあるか、清潔かです。脱毛などもないかチェックしましょう。何かしらの異常がある場合はフケがたくさん出ていたり体臭があったりします。やたらと掻いたり舐めたりする場合も注意が必要です。
また毛玉やもつれがある場合、何らかの理由で毛づくろいができていないのかもしれません。体調が悪い、口腔内の異常、加齢などが考えられますので対処していきましょう。
4. 食欲
食欲は猫の健康状態を知るバロメーターです。突然食べなくなった、逆に食べる量が増えたなどチェックしてみてください。3日以上食べない日が続くと肝臓に脂肪が溜まってしまう肝リピドーシスになる可能性がありますので、注意が必要です。
原因としては単にフードが気に入らない場合もあれば、体に何かしらの異常が生じている場合があります。体調不調の可能性があるときは、早めにかかりつけ医に相談しましょう。
5. 排泄の様子
排泄の様子も、猫の健康状態を知るうえでとても重要です。尿や便の状態から回数などをしっかりとチェックしましょう。下痢や便秘、尿の色などいつもと違う点はありませんか?
排泄時に悲鳴をあげる、トイレに行くのに出ていないなども判断の基準になります。もし排泄物に異常がある場合はできる範囲で現物を獣医師に見せましょう。診断の確実性が上がります。
まとめ
今日のねこちゃんより:華ちゃん♀ / マンチカン / 3.8kg
猫が健康かどうかはとても大切です。不健康なら猫だけでなく飼い主さんにも負担がかかります。加齢や持病などでどうしても仕方のないこともありますが、できる限り猫の健康を気遣ってあげましょう!なるべく長く、一緒に過ごせますように。