猫ちゃんのトラウマ
愛猫と一緒に過ごす中で、飼い主さんの何げない仕草が、実は愛猫に恐怖を与えてしまっていることがあります。猫ちゃんと人間ではそもそもの習性や世界が異なるために、本来伝えたかったことと違う意味で伝わってしまうことが多々あるのです。
飼い主さんとしてはそんなつもりがないのに、という方がほとんどだと思われますので、自身が無意味に恐怖を愛猫に与えてしまっていないかどうかぜひチェックしてみてください。
1. 名前を呼んで叱ってしまう
上記でも述べていますが、そもそも人間と猫ちゃんでは文化から違いますので一緒に暮らしているとあらゆる問題が出てきます。それらをいわゆる人間側は「いたずら」と呼んで、日常生活をする上で困っている面として捉えます。しかし、猫ちゃん側からすれば悪気のないことが大半であり、習性によって引き起こされているのです。
猫には理解できない
例えば、飼い主さんが「いたずら」と判断して愛猫を叱るときに名前を呼んで叱ってしまうと、猫ちゃんからすれば、そもそもどうして怒られたのかは理解できずに「名前を呼ばれるとよく分からないけど、怒られて嫌な思いをする」と認識してしまいます。
ここが猫ちゃんのしつけが難しいと言われている所以です。そうすると、次からはだんだんと名前を呼ばれることがとにかく嫌になり、飼い主さんが単純に名前を呼んだだけでも逃げるようになってしまいます。
環境を変える
飼い主さんは何かトラブルがあったときにはまず叱ることよりも、そうならないように環境を整えてしまう方がベストと言えるでしょう。物を壊されたのならそこに物を置かない、ゴミ箱を漁ってしまうならゴミ箱を蓋つきに変えるなどの配慮をしてみましょう。
2. 長時間触り続ける
猫ちゃんのフワフワの毛は多くの飼い主さんの心を魅了すると思われます。つい何度も触ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。愛猫も大好きな飼い主さんに触られると嬉しくなり、ゴロゴロ言いながらうっとりすることでしょう。
もちろん性格による差はありますが、基本的には猫ちゃんは飼い主さんに触られたり一緒に居たりすることが落ち着くと言われています。
限度を超えると不機嫌に
しかし、それが長時間となると別の話です。長時間触っていると猫ちゃんは急に不機嫌になり、中には噛み付く子もいます。これは猫ちゃんならではの習性なので仕方ありません。
それぞれの猫ちゃんにとって許容できる時間も違いますので、飼い主さんが見極めここぞというときには、さっと引いてあげる必要があるでしょう。
まとめ
飼い主さんにとっては良かれと思ったことでも、猫ちゃんにとっては全然違う意味で捉えられている可能性があることがわかりました。当たり前の行動だからこそこの機会に見直してみましょう。