1.こちらをじっと見ている時
まず、猫が見つめている時は、目で猫の気持ちが判断できます。
- 目がまん丸
興味津々。飼い主さんが何をしているのか、理解しようとしているところです。
- にらんでいる
ブスッと怒っているように見える時は、実は猫が眠気をこらえているだけのことが多いのです。そのまま観察を続ければ、眠ってしまう可能性大です。
- 目を閉じているか半眼、まばたきをする
最高にご機嫌な状態です。半分閉じた目はリラックスの印。まばたきは平和的挨拶の1つです。
2.お腹を見せた時
ころんとお腹を見せるのは、猫がご機嫌な証拠です。しかし、この時お腹に手を伸ばすと、たいてい機嫌を損じてしまいます。もちろんお腹を撫でても平気な猫はたくさんいます。
しかし、内蔵のある大事な部分は、できれば触って欲しくないところ。触られたくない猫はやんわり身をよじり、それでもさわり続ければ、爪を立てたり噛んだりして「腹を触るな」と伝えてきます。
3.呼んでも無視される時
- 気になることがある
猫がどこかへ向かっている時、何かを見つめている時に声をかけても、たいてい知らん顔されます。これは単に「今忙しい」という意味で、機嫌の良し悪しとは関係がありません。
- 放っておいてほしい
極端に眠い時、具合の悪い時は、「放っておいてほしい」という意味で、やはり無視されます。これも機嫌の良し悪しとは無関係です。
- 猫が返事をしているのに気がつかない
猫の返事は「ニャン」だけではありません。猫にとってはしっぽをふるのも立派な返事。また、聞こえないほど低い声でゴロゴロ言っていることもあります。どちらも機嫌が悪いどころか、声をかけられて嬉しいと言っているのですが、気付いてもらえないことが多いのです。
4.執拗に鳴く時
おしゃべりさんがしょっちゅう鳴いているのはご機嫌な印。しかし、ソフトで甲高い「ニャー」にだんだん力がこもって来たら要注意です。おそらくご飯の催促で、「何度も催促しているのにまだくれないの?」と怒っているのです。
5.破壊的な行動をする時
同居猫に八つ当たりをする、あちこちで執拗な爪研ぎをする、飼い主を必要以上に襲うなど、破壊的な行動が日常化している猫は、何らかのトラブル(病気・ストレスなど)を抱えています。もちろん気分は最悪。文字通りご機嫌斜めの状態です。
まとめ
今日のねこちゃんより:華ちゃん♀ / マンチカン / 3.8kg
猫は気分屋と言われますが、そんなことはありません。猫の気分はダダ漏れで、ある程度パターンを覚えてしまえば、それで十分機嫌の良し悪しが分かります。ここではいくつか観察のポイントを挙げてみました。あとはほんの少し観察時間を増やすだけ。全部は無理でも、猫の気持ちが少しずつ分かって行けば、猫生活がもっと楽しくなります。ぜひぜひ試してみてくださいね。