飼い主への甘えが大きな原因
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いわゆる指吸いは「おしゃぶり」です。動物愛護法で56日以上経たないと親元から離すことは出来なく販売ルートには登場しません。
ただし生んだまま親がいなくなってしまったり、育児放棄をされてしまったりと猫も波瀾万丈です。指吸いは親と暮らして猫の社会化を身につける機会が少ない、もしくは経験のなかった猫に見られやすい傾向です。
飼い主の指だけではなく、自分の肉球や尻尾を吸う猫もいますし、大人になるにつれて吸うだけではなく歯で噛み付くようになる可能性もあります。
指吸いがエスカレートすると?

実は指吸い自体が猫の「ストレス」の原因になってしまう可能性があります。飼い主が指吸いを出来ないタイミングであったり、痛い指吸いが飼い主の負担になり猫の要求に応えてあげられなくなったりします。
指吸いという行動が止められてしまった猫はストレスを溜めてしまい、布やダンボールを食べてしまうウールサッキングなど異常行動に発展してしまう可能性があります。
1. 指で遊ばないようにする!

猫と手で遊ぶのは徐々にやめるようにしましょう。子猫の時の癖はほぼ大人になるにつれて直ってきますが、日頃から手をおもちゃ代わりにしていると、身近にあるために指吸い癖は残ってしまいます。
2. 指吸いより興味のある事を!
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甘えからきている指吸いは、猫が飼い主とコミュニケーションを取る別の方法を分かっていない可能性があります。
指吸いをして来たタイミングに怒るのではなく、指吸い以上に猫にとって甘えられる事を飼い主が提供してあげましょう。指吸いが少し習慣になっていても直せますので、諦めないようにしましょう。
3. しつけを行う!
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指吸いをする飼い主の手に、猫が苦手な匂いを付けて舐めないようにさせる方法です。猫が舐めても問題のないクリームなどを使うようにします。気長に行う必要があるでしょう。
4. 多頭飼いを決断!
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猫同士で解決してもらう方法もあります。遊び相手がいれば飼い主に過度に甘えなくなるかもしれませんので多頭飼いも検討してみましょう。
そして獣医師や沢山の猫と関わってきた優秀なキャットシッターに相談すると、飼い主の気持ちも楽になるでしょう。
まとめ
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猫が飼い主の指を吸うのはやめさせるべき?その理由と対処法4つについてお伝えいたしました。
自分以外の動物や人と暮らすのは、お互いに譲り合いや我慢が必要になります。猫は大変に我慢強い動物ですから、日々猫の様子を観察して早め早めの対処をしていきたいですね!