1.「幸せホルモン」が出る
猫を撫でているひとときは気持ちがほっこり優しくなりますよね。これは単に猫が可愛いというだけではなく、脳内にポジティブな影響があるためだとか!
人は柔らかくて温かいものを触ると幸せになる?!
人は「柔らかいもの」「人肌程度の温かいもの」を触ると、脳内から「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。これは、柔らかいものや温かいものに触れることで「C触覚線維」という神経が脳に「オキシトシンを出す」という信号を送るためだそうです。
オキシトシンが「幸せホルモン」と呼ばれる理由
さらにこのオキシトシンは、気持ちを落ち着かせるホルモン「セロトニン」や多幸感を得られるホルモン「ドーパミン」の分泌を促す作用があります。この作用から、オキシトシンは「幸せホルモン」と呼ばれています。
猫は「柔らかくて温かい」幸せのかたまり
「猫は液体」と言われるほど身体がしなやかですし、その毛並みはふわふわとしています。そして、猫の体温は人肌よりは少し熱い38度程度ですが、触れたり抱いたりしているとじんわり温もりが伝わってきます。猫に触れることで幸せホルモンが出るため、なんとも幸せな気持ちになるのですね。
2.自己肯定力が上がる
自分で自分の大切さを認められること
「自己肯定力」とは、自分の大切さを自分自身で認められることです。自己肯定力が下がると「どうせ自分なんて…」と寂しい気持ちになってしまいます。例えば仕事で失敗して先輩に助けてもらったときや、病気や怪我をして身体の自由がきかなくなってしまったとき、失恋してしまったときなどに「自分は無力なんだ」と落ち込んでしまいやすいのです。
愛猫はあなたが必要不可欠
そういったときに猫がそばにいてくれると、きっと励ましてくれるでしょう。それは猫ちゃんが「あなたを必要としているから」です。
猫は飼い主さんがいなければごはんやお水にありつくことも、きれいなトイレで排泄することも、心地良い場所で眠ることもできません。猫は飼い主さんがいるからこそ、安心と健康を手にすることができるのです。
猫が思い出させてくれる大切なこと
誰かに必要とされることは、私たち人間にとって大きな幸せの1つです。本当は必要とされていない人なんていないのですが、厳しい社会の中ではそれを信じられなくなることも多くあるでしょう。
しかし、思い出してください。猫は絶対的にあなたが必要で、あなたがいるから幸せなのです。
3.リラックス効果がある
猫の「ゴロゴロ音」
猫は嬉しいときや甘えるときにゴロゴロと喉を鳴らします。鳴らし方には個性があって、少し離れていても聞こえるくらい盛大にゴロゴロと鳴らす子もいれば、ほとんど聞こえないくらい控えめな子もいます。
聞こえない場合も、喉や胸のあたりを触るとゴロゴロという振動が感じられる可能性があります。
「ゴロゴロ音」の低周波にはリラックス効果が!
この「猫のゴロゴロ音」の周波数は25~50ヘルツとされています。この数値は低周波で、人間は猫のゴロゴロ音程度の低周波を聴くと副交感神経が優位になります。
副交感神経は眠るときやリラックスしているときに優位になるので、猫のゴロゴロ音を聴くと緊張がほぐれてリラックスしやすいという効果があります。
さらに、猫のゴロゴロ音程度の周波数には気持ちを落ち着かせるホルモンの「セロトニン」の分泌を促す効果もあることも、猫のゴロゴロ音によってリラックス効果がある理由の1つです。
自分自身だけでなく飼い主さんも癒す
猫は嬉しいときや甘えるときだけでなく、不安なときや体調が悪いときにもゴロゴロと喉を鳴らします。
これは不安や体調不良によって「喉を鳴らして母猫に甘えていた子猫時代」の気持ちになってしまうこと、そしてゴロゴロ音の周波数には自己治癒力を高める作用があることなどが理由とされています。
自分自身を癒すためだけでなく、聴いている飼い主さんにまで良い影響をもたらすとは驚きですね。
まとめ
今日のねこちゃんより:ソルト♂ / ブリティッシュショートヘア / 0kg
ふわっと、もっちり、つるん…猫ちゃんの体格や毛並みの個性によって様々な形容ができますが、なんにせよ猫は見ていても触れていても癒される動物ですよね。
私たちが猫に癒されるのはただ見た目がステキだからというだけでなく、猫と触れ合うことで幸せホルモンが分泌されたり、必要とされる喜びを感じたりといった確かな影響があるためです。猫たちに幸せをもらっている分、私たちも猫たちの幸せな暮らしを守ってあげたいですね。