1.慎重派(怖がり)の場合
慎重派の行動パターンは、とにかく「敬遠」です。来客のときなどは安全な所に身を隠して絶対に出てきません。新しい家具などにもなかなか近づきません。少し勇気がある子なら、遠くから様子をうかがいますが、いつでも逃げられるように距離をとっています。猫としては正常なのですが、飼い猫としてはちょっと損かもしれません。
怖がる猫の様子とは?
- 耳はイカ耳
- 目は瞳孔が開いて真ん丸
- しっぽやヒゲは下がり気味、毛もぺったりねている
- 恐怖が勝れば逆に毛は逆立ち、しっぽもタヌキのように膨らむ
怖がり猫は夜中にチェック
初めて見るものが何か分からないのも怖いので、慎重派は夜中、闇に紛れてチェックします。相手が物なら匂いを嗅いだり触ったりし、人間や新入りのペットなら近くでその生態を観察し、理解を深めていくようです。
2.大胆派(好奇心が強い)の場合
大胆と言っても、恐怖を感じないわけではありません。恐怖より好奇心が勝り、前へ出て行くタイプです。前に出すぎて怪我をすることもありますが、飼い猫としては得な性格と言えるでしょう。
前に出るときの様子は?
- 頭を下げ、慎重に近づく
- 耳は前向き、目は好奇心で輝きまん丸に
- 視線を外さず、ヒゲも前向き
- 怖過ぎると毛が逆立ち、しっぽも太くなっていることがあるが、それでも見に行く
へっぴり腰でも好奇心いっぱい!
怖いことは怖いのです。しかし、初めて見るそれが何なのか、知らずにはいられないのです。そうしているうちに経験を積み、怖いものが少しずつ減っていきます。
3.大物派(主体的で動じない)
たまに、何があっても動じない大物然とした猫がいます。恐いものがあまりなく、マイペースで落ち着いた生活を送れる幸せな猫です。
初めて見るものに対する態度
- 物怖じはしないが、必要な距離は知っている
- 物でも人間でも動物でも特に気にしない
- 危険だと感じたら、近寄らずに安全地帯で無視
頭がいい?
性格や経験に関係するのでしょうか、初めて見るものが自分にとってどういう存在なのか、瞬時に判断できる才能があるようです。
まとめ
今日のねこちゃんより:ルイ♂ / 4歳 / ノルウェージャンフォレストキャット / 7.5kg
性格により、初めて見るものに対する猫の仕草や行動は分かれます。基本的には慎重に、少し自信のある子は大胆に、経験を積んだ大人の猫は距離を保ちつつ、といったところでしょうか。我が家には全部の種類がそろっていました。あなたの家の愛猫はどんな感じに近いですか?