神経質すぎるお世話はかえって良くない…!?
「大切な愛猫のためにできることは何でもやってあげたい」と思う飼い主さんは多いはず。その気持ちはとてもよく分かりますし、猫のためにしっかりとお世話をしてあげることは飼い主さんの務めといえるでしょう。
しかし、猫のお世話に対して神経質になりすぎてしまうと、猫にとって大きな負担になってしまうこともあるのです。具体的にどのような負担が発生してしまうのか、よくあるケースを紹介していきましょう。
1.猫がストレスを感じてしまう
愛猫のことを気にしすぎて「ごはんを食べているときも、トイレに行ったときも、寝ているときも常に猫のそばにいて様子を監視せねば!」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
しかし、猫は”一匹狼な一面”も持っており「ひとりにしてほしい」と思うこともあるのです。あまりにもしつこく猫に構ってしまったり、常に監視をしてしまったりすると、猫も生活しにくいと感じてしまい、ストレスになってしまう可能性があります。
なので、猫が一匹だけになれる空間を用意してあげて、ある程度自由に行動させてあげることも必要です。
2.分離不安症になってしまう可能性がある
分離不安症は、寂しがり屋な猫がなりやすい症状のひとつで「飼い主さんがいなくなると、大きな不安やストレスを抱えてしまう」といった特徴があります。
子猫のときから常に飼い主さんがそばにいて、愛猫に構ってきてあげた場合、猫は「飼い主さんがそばにいるのが当たり前」と感じてしまう可能性があるのです。
その結果、分離不安症になってしまい、飼い主さんが数時間買物に出ただけで不安になったり、飼い主さんが別の部屋に移動しただけなのに必至に探し回ったりする…といった行動をとる場合もあるため、やはり過保護すぎる接し方は控えた方がよいといえるでしょう。
3.トイレの様子を見張られて膀胱炎になるケースも…
猫の健康状態をチェックする上で欠かせないのが、毎日の排泄の確認です。尿や便に異変はないか、排泄中におかしな様子はないか…といったこまめなチェックをしている飼い主さんは多いはず。
しかし、毎回猫がトイレに入るたびに近距離で見張ってしまうと、猫は「排泄しにくい…」と感じてしまう恐れがあるのです。
猫は排泄に関してストレスを感じるとトイレを我慢してしまうこともあり、最悪の場合、膀胱炎などの病気に繋がる可能性もあります。なので、毎回トイレの近くで監視する…といった行動は控えるようにしましょう。
まとめ
猫は自由気ままに行動したがる生き物なので、あまりにもしつこく監視したり、猫のあとをついて回ったりしてしまうと、大きなストレスになってしまう場合もあります。なので、猫のストレスにならない程度にお世話をすることが大切です。