こんな時はそっとしておくのが賢明!

信頼関係を築いており、飼い主さんと仲の良い猫だったとしても、時と場合によっては「触ってほしくない」と思うことがあります。
猫からの「触ってほしくない」というサインは、猫の様子を観察することによって見極めることができるのです。
猫を触らないほうが良いタイミングとは具体的にどのような瞬間なのか、さっそく見ていきましょう。
1. 「シャー!」「ウー!」といった声を出している

猫の「シャー!」「ウー!」といった声は、怒りや警戒心や不安などを感じている時に発する傾向にあります。
このような声を発している猫に対してむやみに近づいたり、いきなり触ったりすると、猫の気持ちはさらに爆発してしまう可能性があるため注意が必要です。
猫の気持ちが収まるまで遠くからそっと見守り、一定の距離を保つように心がけましょう。
2. しっぽを大きく振っている

猫は機嫌が悪くなると、しっぽを大きくブンブンと振ることがあります。
犬の場合「しっぽを大きく振る=機嫌が良い」というサインなので、勘違いしてしまう人も多いのですが、猫の場合これはイライラを表す行動なのです。
なので、このようなサインを出している時も触らないようにしましょう。
3. 明らかに人間と距離を置こうとしている

「猫に近づいたり、触ろうとすると逃げてしまう」「人間の姿を見ると警戒してしまう」といったように明らかに人間と距離を置こうとしている猫には触らないことをおすすめします。
人間と距離を置こうとしているのに、人間側から無理やりスキンシップを図ってしまうと、さらに信頼関係を築くのが困難になってしまう恐れがあります。
猫と仲良くなりたいのであれば、いきなり馴れ馴れしくするのではなく、猫の気持ちに合わせて少しずつ親しくなっていくのが大切です。
4. イカ耳になっている

イカ耳とは、横にペタンと寝かせたような耳の様子のことを指します。怒りや警戒心を抱えている時にイカ耳をする猫は多いため、猫に触る前は耳の様子も必ず確認しましょう。
「触る前はイカ耳じゃなかったけど、触っている途中にイカ耳になった」という場合も、触られることに対して嫌悪感を示している可能性が高いため、速やかに触ることを辞めるのが賢明です。
まとめ

猫はさまざまな動きや鳴き声で「触ってほしくない(怒りや警戒心を表す)サイン」を出しています。
なので、可愛いからといって一方的に無理やり猫を触るのではなく、猫の様子を観察し、猫のペースや気持ちに合わせて、触ってよいタイミングを見極めるのが大切です。