猫は意外と集中力が高い!!
猫はマイペースなので、どうしても飽きっぽいイメージが強くなってしまいます。猫にも集中力はあるのでしょうか?
日頃のんびり過ごしているからと、なめてはいけません。猫は意外と集中力が高い動物なのです。その理由として、狩りをすることが関係しています。
小動物を狩ることで食糧を得るということは、失敗すれば食事にありつけなくなるということです。生きるためは狩りの成功率を上げる必要があるため、ある程度の集中力がなければならないのです。
狩りをすることのない家猫も、飼い主さんが驚くほど何かに集中している光景を目の当たりにしたことがあるでしょう。そう、猫は飽きやすい反面、脅威の集中力も持ち合わせているのです。
さらに集中力を高めることはできるの?
猫にも集中力がしっかりと備わっていることが分かりました。では、その集中力をさらにアップさせることは可能なのでしょうか?
結論からいえば可能です。次に紹介する"あること"を意識するだけで、愛猫がさらに集中力を高めてくれる可能性があります。
1. 遊びを狩りだと認識させる
猫の集中力を引き出す原動力は、やはり狩りです。母猫が狩りの基礎を教える過程でも用いる手段ですが、遊びを狩りだと認識させて真剣に遊ばせます。
普通の猫じゃらしでも、穴の空いた袋や箱から出し入れしたり、ガサガサと音を立てるとリアリティが増します。
狩りに成功する報酬として食事の時間を設けると、「自分自身の力で食べ物を得ている」という気持ちが強くなります。そうすることでますます集中することへのモチベーションが高まります。
2. 安全を確保する
猫が落ち着きのない印象を与えてしまうのは、常に周囲を警戒しているからです。眠るときも熟眠はできず、食事中もトイレ中もキョロキョロしていることが多いでしょう。他の猫が縄張りに侵入してくることや、天敵の襲撃を恐れているのです。
これでは集中したくても一点に集中することは困難です。そこで、概ね安全と思える環境を作ることで安心感が得られます。恐れるものがないと、心を許してくれることで、より精度の高い集中力を発揮することができます。
3. 音で興味を引きつける
猫は音に敏感です。とりわけ高い音に対する反応は素晴らしく、人間には聞き取れない領域の音まで聞き取ることができます。これは、ネズミや小鳥などの小動物を正確に狩るためのスキルです。
このスキルを活かすことで、注意を引きつけることができます。苦痛を感じないことを条件に、愛猫が興味を持つ音を探ってみてください。
カメラ目線の写真を撮りたい、振り向いてほしいというときに役立ちます。
まとめ
猫がじーっと外を眺めているときや、遊びに夢中になっているときは驚くほど集中していることがあります。これも獲物への執着心が背景にあります。
家猫は狩りをしなくても食べ物に困ることはありません。それでも狩りにエネルギーを注ぐのは、野生の本能が強く残っているからです。これも猫らしい生活を維持する大事な習慣です。
安心できる環境で、思う存分猫生を謳歌できるように応援してあげたいものですね。