猫VS網戸!!トラブルを回避する方法とは?
今、人類は未知のウイルスと闘っています。今年の夏は命を守るために換気に力を入れたいところです。しかし猫と暮らす飼い主さんにとっては、窓を開けることが心配の種になってしまいます。
網戸は脱走防止として有効ですが、万全ではありません。猫は鋭い爪と、人間の想像ををはるかに上回る賢い頭脳という武器を持っています。
網戸の開け方を簡単に覚えてしまう、よじ登って遊ぶ、爪を立てれば破れることを学ぶ、体当たりで突破するなど夏場はヒヤヒヤすることが多いでしょう。
これらの「網戸トラブル」を回避する方法はあるのでしょうか?今回は、安全に換気をするための秘策を4つご紹介いたします。
1. 強くて丈夫な網戸「ペットディフェンス」
網戸はとても便利な反面、脆弱で破れやすいという難点があります。特に猫がいるご家庭ではよじ登ったり、爪を立てて穴を開けてしまうというトラブルが多いことでしょう。
そこでおすすめなのが、「ペットディフェンス」です。これはその名の通り、ペット対応の丈夫な網戸になります。網目が細かいので虫対策にも有効です。
張り替える手間はありますが、破壊される度に網戸を交換するストレスから解放されます。何よりも大切な愛猫の脱走を予防するために便利なアイテムです。
2. 猫が登りたくなるようなタワーを用意する
よじ登る、高い場所に行きたがるという行動は、猫の本能なので致し方ないものです。叱るだけでは効果はないでしょう。罰を与えるという行為も、度を越せば虐待になってしまいます。
ペットディフェンスに張り替えることは有効な手だてですが、猫が楽しく遊べる空間を演出することも重要です。
キャットタワーを用意することで、誰にも叱られることなく思う存分よじ登ることを楽しむことができます。さらに、頂上が愛猫の安全基地にもなるでしょう。
おもちゃやおやつで気を引きながら、タワーへと誘導してみてください。タワーの設置が困難な場合は、家具の配置で工夫しても大丈夫です。安心して遊べる場を提供してあげてください。
3. 網戸をロックする
猫は学習能力が高く、人の行動をこと細かくチェックしています。すると、網戸はスライドさせることで開くことを簡単に覚えてしまいます。
猫はただ覚えるだけに留まらず、好奇心を満たすために実行に移ります。しなやかに動く手首と、出し入れが可能な爪を器用に使いこなして網戸をスライドさせることができてしまいます。
最近の網戸は、網戸本体にロック機能が備わっていることもありますが、我が家はそうではないというご家庭も珍しくはないでしょう。そこで便利なのが「網戸ストッパー用心ロック」です。要は網戸のストッパーです。
「網戸(スペース)ストッパー」と検索すると様々な商品が出てきます。ご家庭の網戸に合うものを探してみてください。
4. フェンスでしっかりガード
猫のスキルで忘れてはならないのが、突進です。小さな体でも、一点に集中して体当たりをすれば結構な威力を発揮します。網戸は軽く、少し強めに押すだけでも簡単に外れてしまいます。猫の突進は大ダメージです。
網戸が破壊されることよりも、突撃によって網戸を突破し、愛猫が脱走してしまうことが最も危険です。夏場は虫が外を飛び、猫はその動きに反応します。"虫を捕らえたい"という本能が、結果的には脱走という悲劇を生んでしまいます。
活発な猫相手には、ペットディフェンスだけでは心配です。そこで、フェンスを活用してみると良いでしょう。小さな窓であれば100円ショップでも入手可能です。大きい窓に設置する際は「脱走防止フェンス」というアイテムが便利です。
猫は外で遊びたいわけじゃない
猫は網戸によじ登ってみたり、突進してしまうほど外への憧れがあるのではと思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、これは大きな誤解です。
完全室内飼育の猫は、基本的に室内のみで楽しく過ごすことができます。網戸への興味は、外への執着とは異なります。先ほどのように、虫や鳥に対するの好奇心が主な要因です。
これらを踏まえて、室内で「狩りごっこ」を積極的に取り入れてみてください。そのご褒美として食事の時間を設けると、猫は大変満足します。
まとめ
今日のねこちゃんより:ソラ♂ / 1歳 / 雑種(ミックス) / 5kg
安全に窓を開けるための秘策を紹介させていただきました。アイデア満載のアイテムを、愛猫の行動に合わせて活用してみてはいかがでしょうか?
今年の夏は熱中症、ウイルス対策、猫の脱走問題と課題が何かと多くなりそうです。安心して過ごすためにも換気を諦めないでください。猫に癒されながら夏を乗り切りましょう。