猫の「秋バテ」ってなに?症状と予防法4つ

猫の「秋バテ」ってなに?症状と予防法4つ

日本には四季がありますが変わり目は体調を崩しやすいですよね。自然の流れに逆らわないで生きている猫達も体調を崩す事がありますので予防策を見ていきましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

秋バテとは?

ダウンする猫

季節の変わり目は、気温の変化も大きく猫も体調管理が大変です。「夏の猛烈な暑さと多湿→過ごしやすい秋の涼しさと低湿」に身体がついていけずに体調を崩すのが秋バテです。

秋バテの症状としては食欲がなくなる、元気がなくなり嘔吐や下痢が見られます。完全室内飼いが多くなった今は猫の環境の一つである気温管理をしやすくなりました。しかし近頃の思っている以上に急激な気温変化には人間も対応がしづらくなっています。思い当たる症状があれば病院をすぐに受診しましょう。

1. エアコンの調節

エアコンの下にいる猫

気温の急激な変化を避けるために、エアコンで温度や湿度管理を行い緩やかに寒い季節を迎えられるようにしましょう。なお湿度が低いと寒さを感じやすいので、適度な湿り気も急激な温度変化調節には有効です。ただしエアコンの空気は直接猫の皮膚に当たらないように、風向きの調整をしてあげましょう。

2. 常に水分を飲めるように

コップから飲む猫

身体は水分バランスが崩れると不調になります。いつでも飲みたい時に水分を摂取できるように猫の動線に何カ所か水飲みの食器を置いておきましょう。

あたたかい水の好きな猫もいます、特に寒くなりかけている時期は少しでも温めてあげるとよく飲んでくれます。なお積極的に水分を取り入れてもらうために、おやつに水分を多くすると良いでしょう。

3. 猫が選べるように!

部屋を移動する猫

寒がりな猫には湯たんぽや風を通さない暖かい場所も必要でしょう。家の中に気温差のある場所を沢山作っておくと、猫は自分に快適な場所を探し移動していきます。暖かい場所だけではなく、ある程度涼しい場所も作って、自由に行き来ができるようにしてあげてくださいね。

4. 日々の猫の体調を知る

男性に抱っこされる猫

普段から、健康で調子の良い状態を一緒に暮らす飼い主が知るのが一番でしょう。予防策を講じていても秋バテを避けれないこともありますので、猫の体調を知ってすぐに病院を受診できるようにしましょう。

長毛種でも短毛種でも、それぞれの個体によって寒がりなのか暑がりなのか、排泄の回数や便の形状、飲み水の好みや飲水量、そして食べ方の癖が全く違います。体調の善し悪しは通常の状態との比較で分かる事です。他の猫の状態と愛猫の様子を比べても意味はありません。

まとめ

くうちゃん

猫の「秋バテ」ってなに?症状と予防法4つについてお伝えいたしました。猫との会話が成立すれば何を考えているのか分かるかもしれませんが、なかなか愛猫の気持ちを知る事はできないのが現実です。

様々な対策を考えて、愛猫により快適に健康に暮らしてもらいたいですね。

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