眠いからだけじゃない?猫があくびをする理由4つ

眠いからだけじゃない?猫があくびをする理由4つ

猫の仕草には知らなければ理解できない気持ちが隠されている事が多いようです。この仕草にはあくび、グルーミング、爪とぎなどが当てはまります。この度はあくびについて見ていきましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1. 切替えをしたいとき

伸びをしながらあくびをする猫

今まで行っていたことを中止しようとするときに「あくび」をする場合があります。猫が遊んでいて興奮し過ぎたのでやめようとあくびをする、外の鳥を楽しく眺めていたのに飽きてやめようとあくびをするなど、気持ちを切り替えるための行動です。猫は自分で気持ちのコントロールができる素晴らしい動物なのです。

2. 嬉しいとき

布団で寝ながらあくびをする子猫

ご飯の前や遊ぶ前にあくびをするのは「準備万端、よ〜しやるニャ!」という気合のあらわれのようです。喜びを心から実感しているのでしょうか、見ている飼い主も嬉しくなる、心あたたまる仕草ですね。

3. 嫌だなと感じたとき

キャットタワーの上であくびをする猫

飼い主に叱られている最中、猫があくびをしていることがあります。猫が怒られて嫌だなと感じ、飼い主に落ち着いてくれないかなと訴える仕草としてあくびをするようです。

怒るときの飼い主の様子や、音などを怖がってストレスを溜めてしまう猫もいます。飼い主が問題行動と思っても猫にとっては普通の猫らしい行動です。猫を叱るときには、短い時間で行けないことをやったときに行うようにしましょう。くどくどと長い言葉は猫に伝わりにくいので効果的ではありません。

4. 失敗したとき

寝転がってあくびをする猫

ジャンプをしそこねる、走っていて物にぶつかる、おもちゃをキャッチし損ねるなど、失敗をするとあくびをしてごまかそうとします。今までと全く関係のない仕草であるあくびは「転位行動」とも言われます。

猫はとてもプライドが高い動物ですから、失敗しても見て見ぬ振りをしてあげましょう。

猫のあくびが臭いと問題が!

口を開けて何かを見つめる猫

あくび自体に病気の可能性はほぼありませんが、あくびをしているときに猫の息が臭いとよくありません。口内炎や腎不全などの疑いがあります。 一度病院で検診をすることをおすすめします。

まとめ

マミ

眠いからだけじゃない?猫があくびをする理由4つについてお伝えいたしました。

猫のあくびを見ているとこちらまで眠くなってしまいますが、あくびの中にはメッセージ性の高いあくびもあるのですね。猫からの表現は身体の一部分から仕草や行動まで多岐に渡ります。

猫との時間を有意義に、より充実して過ごすためにも猫に関してたくさん勉強したいですね。

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