1. 頰の遊びを引っ張る
撫でる延長でさりげなく、頰の遊びの皮膚を軽くつまんで左右に引っ張ってあげましょう。マッサージを嫌がる猫もいますので、最初は軽く試す程度にしてみてください。嫌がったらすぐにやめる、気持ちよさそうにしていたら続けてあげましょう。
引っ張って戻すを何回が繰り返します。行う時はゆっくりと。とても簡単なマッサージですがこれだけでも気持ち良さを感じてくれるそうです。
2. 背中を優しく撫でる
背中を優しく撫でるのは最も簡単なマッサージでしょう。猫のリラックス中に手の平を使ってゆっくりと毛並みに沿って動かしてあげます。短毛種であればラバーブラシ、長毛種であればピンブラシなどを使っても良いでしょう。ブラシを強くあてすぎないことが大事です。
何度か繰り返せば血流も良くなって気持ち良さを感じてくれるでしょう。決して毛並みを逆立ててはいけません。被毛がボサボサになってしまったり、猫も嫌がったりします。
3. しっぽの付け根を撫でる
しっぽの付け根に触れられるのを喜ぶ猫は多くいます。もし嫌がる場合は避けてください。軽く指を当てて撫でてあげるのです。ポンポンと軽く叩くようにしてあげても良いでしょう。
ここを触るとお尻をピンとあげて喜ぶことが多いです。軽くしっぽの先までを撫でてあげるのも良いでしょう。強くマッサージしたりしっぽを引っ張ったりするのは避けてください。
4. お腹を円を描くようにマッサージ
猫が嫌がらなければ、お腹に手の平を当てて円を描くようにマッサージしてみましょう。スキンシップになりますし体の異常を知るために有効なこともあります。しこりなどがないかを触れながら確認しましょう。
猫のお腹の皮膚のたるみは「プライモーディアルパウチ」と呼ばれるもの。もちろん肥満でお腹が垂れ下がっている子もいますが、肥満や異常がなくても猫にはある程度ここに皮膚のたるみがあります。触っても痛がらないのであれば問題はありません。
実は筆者はここが猫の体の中で、触れて一番気持ちが良い場所だと思っています。感触が最高です。でも猫が嫌がるようなら無理強いはしないようにしてあげてください。
5. 肉球をソフトにぷにる
足先は敏感な部分なので触られるのを嫌がる場合は多いのですが、それでも飼い主さんがソフトに触るならOKなこともあります。円を描くように肉球をマッサージしてあげてください。もちろん猫が嫌がるようなら即中断します。
触れる側のテクニックによって嫌がらないこともありますので、熟練の技術が必要かもしれません。少しずつ触らせて貰い、スキルアップしていきましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ラブ♂ / 9歳 / 雑種(ミックス) / 5.8kg
どなたでもすぐ簡単にできる猫マッサージの方法をお伝え致しました。マッサージをしてあげようとは意識していなくても、普段のスキンシップの中でやってあげていることかもしれません。試したことがない方は、普段のスキンシップのついでに試してみてください。恍惚とした表情の猫が見られるかもしれません。
場合によっては「もっと!」と催促されるかも?猫が気に入ってくれたらこんなに嬉しいことはないのではないでしょうか?