愛猫のために作った手作り「お揚げ巻き」
ビールの美味しい季節ですね。夏の晩酌のお供と言えば、枝豆と冷奴がマストですが、もう一つ、ほっとけないのがお揚げです。色々なレシピに使えるお揚げは、冷凍庫のレギュラーメンバー。カリカリに焼いて堪能していたら猫が鳴いておねだりし始めました。
基本的には、人間の食べ物は猫にはあげるべきではありません。しかし、シンプルなお揚げだけなら大丈夫。せっかくなら油抜きして、肉を足して…と猫にもご満足いただけるおやつに仕上げることにしましょう。
猫のための「お揚げ巻き」のレシピ
材料(2食分)
- お揚げ 1枚
- ひき肉 大さじ2
- おから 大さじ1
作り方
①鍋にお湯を沸かし、お揚げを1~2分茹でて油抜きをします。
②フライパンに油を引かずに、弱火でじっくりとひき肉を乾煎りします。ひき肉から油が出た頃におからを加え、焼き色がついてぽろぽろとしてきたら頃合いです。
③油抜きしたお揚げはキッチンペーパーで軽く水気を取り、切り開いて1枚に広げます。②の具材を敷いてきつめに巻き、爪楊枝で仮止めしてください。
④油を引かないフライパン、もしくは耐熱皿の上に載せてトースターで上下をひっくり返しながら焼いていきます。ご参考までに、今回はトースターの設定を900wにして片面10分ずつ焼きました。表面がカリっとしてきて軽く焼き色がついてきたら取り出します。
⑤充分に冷めたら爪楊枝を抜き、一口大にカットして完成です。
材料の配合上、1回分のレシピはこのサイズになりますが、一度に全部は多すぎるので愛猫ちゃんの食事量の傾向に合わせて、2~3回分に分けて下さいね。冷蔵庫で2日ほどは保存できます。
注意点
そのままでは猫にとって消化が苦手な大豆も、お揚げやおからに加工してあれば植物性のタンパク源として摂取できるようです。油の匂いからか、好む猫も多いお揚げ。油っ気が美味しいだけに、カロリーの高さが気になるところ。
油抜きはしっかりと行い、一度に与えすぎないように量を調整してください。体重が気になる猫ちゃんの場合は、具材に鶏ひき肉を使うのもおすすめです。
アレルギーに注意
猫が食べられる食材でも、個体によってはアレルギーを起こす可能性があります。初めての食材を与える場合は少量から試し、食後にかゆがったり耳や口元が赤くなるなどの異常が見られた場合には、獣医師の診断を受けて食べたものをお伝えください。特に子猫やシニア猫、持病のある猫や食事療法中の猫に、手作りおやつを与えたい場合は、必ず事前に獣医師に相談しましょう。
栄養のバランスに注意
本記事の猫のおやつは、猫と飼い主さんが一緒に楽しむ”心の栄養”としてご提案しています。毎日のごはんには、栄養のバランスが取れた総合栄養食のフードが一番です。手作りおやつをごはんに置き換えて常食させるのはお控えくださいね。
愛猫の反応は!?
実際のところ、猫にとってごはんは「味そのものよりも匂い重視!」という説もあります。
だからでしょうか。油と肉が香り立つ今回の具材、炒めている時から猫は騒ぎ始め、お皿を持っていくと、浮足立ちすぎてもはや2足歩行状態で追跡されました。
こんがりしたお揚げの匂いは食欲を刺激してきますよね。猫の気持ちもよくわかります。
きつめ巻いて焼いたので、おしとやかにその場で食べてくれる猫さんなら問題ない保持力だったと思うのですが。我が家のように
1. 興奮すると咥えて走り去ろうとする
2. 咥えた餌は口の中でガフガフと回転させる…
などワイルド感あふれる食事スタイルの子の場合には、大きめのお皿で与えた方が良いかもしれません。お味のほどは、喜んでくれたようなので良かったです。
まとめ
今回のレシピはそのまま人間のおつまみにもなります。人間用にはマヨネーズ&七味や、おろしポン酢を添えて、猫様用にはそのままで。一緒にお揚げを堪能しながら、素敵な夏の晩酌タイムをお過ごしください♪