猫が壁で爪とぎをしてしまう時にやるべき『4つの対策』

猫が壁で爪とぎをしてしまう時にやるべき『4つの対策』

猫のしつけにおいて「叱る」は効果的ではないため、壁などの間違った場所で爪とぎをしてしまう場合には、どう教えていいのか、悩んでしまう飼い主さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。猫の問題行動を改善するためには叱るのではなく「こっちの方がもっと快適で楽しいよ」と、理解してもらうことがポイントです。今回は【猫が壁で爪とぎしてしまった時の対策】について解説いたします。

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「爪とぎ」は本能的に必須

縄ポールで爪とぎする猫

猫にとって爪とぎは本能的に必要な行動です。「爪を鋭く保つ」という目的のほか、「マーキング」や「ストレス発散」といった目的もあります。

しかし、どこでも爪を研がれてしまうとおうちの中がボロボロになってしまいます。そのため、猫ちゃんに「爪とぎをしても良い場所」を提供してあげる必要があるのです。

しかし、爪とぎを買って用意したのに使ってくれずに、壁や柱などで爪を研いでしまうというトラブルも多くあります。その場合はまず、猫ちゃんが「どうしてその場所で爪を研ぎたがるのか」を考えてみましょう。

対策1. 現在の爪とぎ環境を見直す

壁で爪とぎする猫

猫の行動には必ず原因や理由があります。まずは「なぜ壁で爪とぎしてしまうのか」という理由を考えてみましょう。考えられる原因に「現在の爪とぎへの不満」があります。

現在の爪とぎスペースに対して

  • 形や素材
  • 設置場所

などに不満があると、猫ちゃんは「壁でやっちゃえ!」となってしまいます。猫は「より快適で楽しい方」を選ぶのです。そのため、現在の爪とぎスペースの環境が猫ちゃんにとって適切かどうかを見直してみましょう。

対策2. ストレスを抱いていないか見直す

不満を抱えていそうな猫

猫はストレス発散や気分転換の目的でも爪とぎをします。そのため、運動不足で退屈していたり何かストレスを抱き続けている場合には、爪とぎを過剰に行ってしまう恐れがあります。

  • 運動量は適度か
  • 留守番時間が長すぎないか
  • 触れ合いの時間は充実しているか
  • その他ストレスの原因がないか

など、猫ちゃんにストレスがかかっていないかを見直してみることも重要です。

対策3. 好みの爪とぎを用意する

爪研ぎポールに抱きつく猫

爪とぎの好みは十猫十色!

一言で「爪とぎ」と言っても、素材や形状に種類がたくさんあります。ポール状のもの、壁面に立てかけるもの、置き型のもの、素材にもダンボールや布、麻などなど、バリエーション豊かに発売されています。

なぜこんなに種類が豊富にあるのかというと、猫ちゃんによって爪とぎの好みが違うためです。素材や形状もそうですし、設置場所の好みもあります。

「マイ爪とぎ」があった方が良い

爪とぎは縄張りの主張であるマーキングの目的もあるため、猫ちゃんとしては他の子と共有するよりも「マイ爪とぎスペース」がある方が快適です。多頭飼いをされている場合は特に、猫ちゃんそれぞれの好みを把握して、充分な数を用意してあげる必要があります。

「失敗してしまう場所」から好みを推測してみよう

逆に考えてみると、猫ちゃんが壁で爪とぎをしてしまうということは

  • 立ち上がって研げる縦型
  • 平面
  • その壁紙のような素材
  • その場所の環境

などの条件が好きである可能性が高いです。猫ちゃんに気持ちよく正しい場所で爪とぎをしてもらうためには、その猫ちゃんの爪とぎの好みを把握して、用意してあげることがポイントです。

対策4. 失敗場所を保護する

壁を見ている猫

今までの爪とぎスペースを見直したり、新しく爪とぎを用意してあげた後は、現在失敗してしまう場所に爪とぎをしないように保護しましょう。

失敗してしまう壁に、市販の平面状の爪とぎを付けてしまうという方法が効果的です。今までと同じ場所で"正しい爪研ぎ"の経験を積むことで、爪研ぎ台で爪を研ぐことが習慣付きやすいです。

壁につけられない場合には、ホームセンターなどで売っている板やパネルで、物理的に壁に触れないようにしてしまうという方法があります。また、猫が嫌がる香りで近寄りたくなくなる「ひっかき防止スプレー」や、引っかきに強い素材の「引っかき防止シート」などの保護アイテムも販売されています。

ただし、猫が嫌がる匂いを部屋付けることは猫ちゃんのストレスになる恐れがあるため、引っかき防止スプレーは最終手段にすることをおすすめします。

私が爪とぎのお手本を見せてきました

爪研ぎポールに触る人の手

ちなみに我が家では、新入り猫を迎え入れた時に、必ず私が爪とぎのデモンストレーションを見せてきました。実際に新入り猫の前で「こうするんだよ~」などと猫にしゃべりながら私がガリガリと爪を研ぐのです。だいぶシュールな光景ですね。

しかし、そうすると「なんだか楽しそうだね」と真似っこして爪とぎを使ってくれ、それ以降すっかり爪とぎで正しく爪を研いでくれています。ただ、私の場合は新入り猫がみんな子猫だったため、成猫の場合にこのデモンストレーションが有効かは断言できませんが、好奇心が強い猫に「楽しそうだ」と思ってもらえたことが良かったのかもしれません。

ただ、我が家では壁や柱は守れていますが、ソファーやイスなどファブリック製品は守り切れずに壊滅しています…。

まとめ

壁に手をついて伸びる猫

愛猫の爪とぎで壁がボロボロになってしまうと、修繕するのに手間も費用もかかってしまうので大変ですよね。

猫ちゃんに正しい場所で思う存分に爪とぎしてもらうには

  • 現在の爪とぎの環境を見直す
  • ストレスを抱いていないか見直す
  • 好みの爪とぎを用意してあげる
  • 失敗箇所の壁を保護する

の4つの対策を行ってみましょう。

いつも失敗してしまう場所の環境、体勢、素材感が好みであるというヒントにもなりますので、失敗してしまう壁と似たような爪とぎを選んであげることも効果的であると考えられます。

猫ちゃんがグーンと立ち上がって爪とぎができるくらい、余裕のある高さのものを選んであげるのも良いかもしれません。みなさんもぜひ猫ちゃんの快適な爪とぎライフをサポートしてあげてください。

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