猫がしっぽをゆっくり振る『3つの心理』

猫がしっぽをゆっくり振る『3つの心理』

愛猫のしっぽがゆーらゆーらとゆっくり揺れているときは、どのような気持ちでいるのでしょうか?今回は【猫がしっぽをゆっくり振っている時の気分】について解説いたします。どうやら猫の場合は「しっぽを振る速度」が感情のバロメーターになっているようです!

1. ごきげん♪

ベッドに寝転んでしっぽを振る猫

しっぽを大きくゆっくり振っているときの猫は「リラックス」「機嫌が良い」といった気分です。猫はポーカーフェイスなので表情に変わりはなくとも、しっぽをゆっくり大きく振ることで「良い感じ♪」という気分がにじみ出ます。

窓辺で外を眺めながらゆったりとくつろいでいるときや、おうちの中を堂々と歩いているときによく見られますね。

猫がひとりでゆったりしているときには、そっとしておく方が良いので、ゆったり大きく揺れるしっぽをそっと見守ってあげましょう。

2. 考え中…

しっぽの先を曲げて振り返る猫

しっぽの先の方だけをゆっくりと動かしているときには「どうしようかなぁ…」といったふうに、何かを考えているときです。このときには何かをじっと見つめていたり、しっぽを動かしてはピタッと止めたりするのを繰り返すこともあります。

我が家の猫の場合、私の近くに寄ってきたものの「甘えても良いかなぁ?」と考えているときや、名前を呼んだときに「行った方が良いのかなぁ?」と少し躊躇しているときに見られることが多いです。

3. 気になるなぁ~

しっぽを曲げて上を見つめる猫

何か気になるものを見つけたときにも、猫はしっぽをゆっくり動かします。壁に止まった小さな虫や、窓の外で止まっている鳥を見つけたときなどによく見られます。

今にも飛びかかるぞ!というほどではないものの、このときの猫ちゃんはやや興奮しています。このときは立ったままの状態であることが多く、気になる対象をしばし観察しているといった状態です。

振る速度はイライラに比例する

口を真一文字に結んで不機嫌そうな猫

犬の場合は、興奮状態になるとしっぽを大きく速く振るので一概にはポジティブな気持ちとも言い切れないものの、犬がしっぽをブンブンと大きく速く振るときには「嬉しいとき」が多いですよね。

しかし、猫の場合しっぽを速く振るときには、ネガティブな気持ちのときが多いので注意が必要です。ましてや、しっぽを床にバタンバタンと打ち付けているときには、不機嫌レベルが高い状態のことが多いです。

猫のしっぽの動きの速さや激しさはイライラに比例していることが多いので、しっぽを激しく動かしているときにはそっとしておいた方が良いでしょう。

まとめ

れもん

今回は「猫がしっぽをゆっくり動かすときの気分」を3つご紹介しました。

猫は表情が犬ほど豊かではないので、感情を読み解くことが少し難しいですよね。猫の感情は体勢や耳などの仕草に表れますが、特にしっぽの動きには猫の感情が豊かに表れます。猫がしっぽをゆっくり大きく動かしているときは、

  • リラックスしてごきげん
  • 考え事をしている
  • 気になるものがある

という状態であると考えられます。その時のシチュエーションによって「今はリラックス中かな」「あそこに止まっている虫が気になっているのかな」というふうに解釈してみてください。

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