気付かないうちにやっている『猫への虐待行為』6選!良かれと思っていたことが間違っているかも…?

気付かないうちにやっている『猫への虐待行為』6選!良かれと思っていたことが間違っているかも…?

知らないうちに飼い主の行動が猫を苦しめているかもしれません!考えたく無いですが間違っていた事があるかもしれません。今一度愛猫との生活を見直してみませんか?

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1. 人間の食べ物を与える

人の食べ物を狙う猫

猫が求めるからと人間の食べている物を与えていませんか?猫の身体のためにも絶対にいけません!

人間の食べ物には塩分などの調味料が含まれており、様々な病気を誘発します。また、猫が食べると危険なものが含まれている可能性が大変に高く、命にかかわることが起こることもあります。

以前は「猫まんま」と呼ばれる残り物ご飯にお味噌汁をかけた食事を与えていました。しかし猫は完全室内飼いではなく、家と外を自由に出入りして昆虫や小動物を食べて、栄養のバランスを整えていました。現在の状況とは全く違います。

2. 健康なのに療法食を与える

カリカリを前にしている猫

通販サイト、スーパーや動物専門のショップで療法食はいつでも手に入れる事ができます。しかし健康な猫は取り入れなければならない栄養素が決まっています。

猫の健康を考えたつもりになって低脂肪の食事を与えたり、高齢の猫ではないのに高齢用の食事を与えてはいけません。療法食は、何らかの病気を病院の検査で診断された後に使用する、食事療法で一種の薬です。

獣医師から処方をされない限り、飼い主の自己判断で療法食を取り入れてはいけません。必ず総合栄養食と書かれているフードを与えましょう。

3. 飲食の摂取量や排泄を気にしない

トイレに入る猫

猫の食べる量や飲み水の量、そして尿や便の量、色、臭い、形を気にしないで過ごすのはダメです。

食べる量が少なくても、元気があれば大丈夫な場合もありますが、食欲不振は色々な病気の初期症状です。飲む水の量が増え尿の回数も増えた時は尿路関係の病気が疑われます。いつもと違う様子があるときには、早めに動物病院を受診しましょう。

4. イタズラをすぐに叱る

椅子に爪とぎをする猫

猫は色々な事に興味を持ちます。人間から見ると問題行動であっても猫からすると普通の行動です。種の違う動物である猫と暮らしているのに、人間の枠にはめようとして叱るのはちょっと待ってください。

家の中には、いたずらをしていいものと悪いものがありますが、猫に区別はできません。怒らなくても済むように物を出さない生活をしましょう。

5. お世話のための長い拘束時間

爪切りをされる猫

猫のために必要なお世話である「爪切り」「ブラッシング」「シャンプー」「投薬や通院」「歯磨き」も長時間になれば、猫にとってはストレスの溜まる嫌な飼い主の行為です。

家で出来る爪切りやブラッシングや歯磨きは少ない時間を何度か行い、シャンプーは用意万端でなるべく二人で行いましょう。

病院では、待合室で他の動物に出会うのがストレスになる猫もいますので、順番を自家用車で待てるのが一番良いでしょう。

6. 猫が可哀想と避ける病院

病院で撫でられる猫

病気予防のためにもワクチン接種は大切です。そして出産の予定がないならば去勢や避妊の手術を受ける方が、オスやメス特有の病気を患うリスクを下げる事ができます。

猫にとって予防のための通院は可哀想ではありません。ワクチンやフィラリア・ノミ・マダニの予防など、猫の健康に必要なことは積極的に行いましょう。

まとめ

女性のお腹の上の猫

気付かないうちにやっている『猫への虐待行為』6選!良かれと思っていたことが間違っているかも…?についてお伝えいたしました。

猫を家族に迎えた段階で、大切な家族の命を守る使命が生まれてきます。猫という動物を勉強し猫の価値観を飼い主が知る事によって解決できる事も多くあります。これからも猫との幸せな暮らしが続くように、努力していきたいですね。

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