1. いつもたくさん構ってあげる
猫たちには、構われるのが大好きな子もいます。しかし、いくら構われるのが好きでもやはりそれには時と場合と、そして限度があるのです。
「眠い時」「食事中」「トイレの最中」など、何かをしている最中に撫でたりチョッカイを出したりするのは、人間でもご法度ですよね。
また、飼い主さんは、我が子可愛さのあまり「止めて」のサインを無視しがち。両耳が横に寝ながら外側に向かってピンと張っているイカ耳や大きく動くしっぽは、嫌になってきたサインです。鳴いてはっきり抗議する子もいますが、最低でもそこで気付いてほしいのです。そうでなければ、実力行使「爪と牙」に頼るしか逃れるすべがないからです。
2. あえての放任主義
「猫は食べ物と寝床があれば勝手に暮らすと思ってた。猫ってこんなに甘えるんだなぁ。」
コロナ騒動で自宅待機を余儀なくされた室内飼い猫歴6年の方の感想です。今回のステイホームで猫と一緒の時間が増え、猫が甘えん坊でさみしがりだということを、肌身で感じた方は少なくないのでないでしょうか。
猫たちには構われるのが大好きな子からそうでもない子まで、色々な性格の子がいて、あまりにも放っておかれるのも嫌いな子もいるでしょう。適度に飼い主さんと一緒に遊び、側に並んでくつろぎたい。それが彼らの望みなのです。しかし、どのくらいが「適度」なのか、猫によって大きく違うのでそれが難しいのですが…。
3. 素敵な猫ベッドやタワーをプレゼント
新しいベッドやタワーを喜んで使う猫もいます。しかし、基本的に猫は慎重なので、敬遠する時にはやはり理由があるのです。
- 匂いが気に入らない
- 使い方が分からない
- 置き場所が悪く、そこに行きたくない
- 今使う必要性を感じない
猫の好みはなかなかわかりませんので、色々試すことは大切です。しかし、可愛さなど、人間の目線だけで選ぶと、気に入ってもらえないこともあるようです。大きさや素材など、猫の好みと使いやすさに合わせて選ぶといいですね。それでも期待が裏切られることはありますが…。
4. 「お友だちに」と別の猫を連れてくる
お友だちとして新しい猫を連れてきて猫が喜ぶかというと、必ずしもそうではありません。猫は子猫でもない限り、また同居していて気心の知れた相手と以外、他の猫とは一緒に遊びません。せいぜい一緒に日向ぼっこをする程度。なぜなら、それがおとなの猫の付き合い方だからです。
それに、どんなに仲がいいもの同士でも、他の猫がいるということは、もう一方の猫にとって飼い主さんが自分の思い通りにならない時があることを意味しています。遠慮がちな子は甘えるタイミングを失うことがあるかもしれません。多頭飼いにはそういう面もあることを、知っておいてほしいのです。
まとめ
猫によかれと思ってやっていることがなかなか通じないのは、相手が猫だけに仕方ないのかもしれません。しかし、どの飼い主さんも、猫が嫌がることをわざわざしようと思っているわけではないでしょう。
猫はいつまでたっても謎だらけなのかも。たまには猫が本当に望んでいることなのかを疑い、お伺いを立ててみることも必要かもしれませんね。