知ってた?猫の「ひげ」の役割3つ

知ってた?猫の「ひげ」の役割3つ

猫の見た目のイメージとして思いつくのは、長いしっぽや三角の耳などかもしれません。しかしこれ以外のパーツで忘れてはいけないのが口周りやおでこにピンと生えているひげではないでしょうか。このひげは猫のチャームポイントとも言えるものですが、ただ可愛いというだけでなく実は猫が生活する上で大切な役割を果たしている部分でもあるのです。今回はそんな猫のひげが持つ大切な役割について書いていきたいと思います。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.刺激を感じ取る役割

顔洗いをする猫

ひげの根元には神経が通っていて刺激にとても敏感に反応します。例えば猫は風が吹いたりすると、異物が目に入る前に素早く目を閉じることができますが、これはひげが刺激を感じ取ることで、まぶたを迅速に閉じることができるからです。猫のひげはまぶたと神経で連動しているため、このようにとっさに対処することができるのです。

顔を洗うと雨が降る?

また、これ以外にも猫は雨が降る前の湿度の変化をひげ知ることでき、昔から猫は雨が降る前に顔を洗うと言われてきたのは本当のことなのです。この猫の雨天の前に顔を洗うという行為は、湿度の微妙な変化などをひげで感じ取りその違和感から顔をこすっているといわれています。

空気の振動で獲物を察知

ちなみにひげは、わずかな空気の振動で獲物の動きを察知することに役立っていて、雨に濡れるとその働きが鈍ってしまいます。食料を得にくくなることは野性では命に関わることがあるため、天気の変化を知ることは非常に猫にとって大切なことなのです。

以上のように、猫のひげは目に異物が入るのを防いだり、雨などの気候の変化を感じとるという大切な役割を果たしているのです。

2.平衡感覚の維持

塀の上でバランスを取る猫

平衡感覚とは体のバランスを取って歩いたり、物との距離感などを適切に把握し、ぶつからないようにするなどの役割を果たすものです。猫はひげがあるおかげでこの平衡感覚を正常に維持しており、狭い所に潜り込む際に、そこが入れる高さや奥行なのかどうかも判断することが可能なのです。

そのためこれは絶対にしてはいけないことですが、猫のひげを切ってしまうなどすると、猫は平衡感覚に異常をきたし、歩行がふらふらになったり、物との距離感を測れずあちこちにぶつかってしまうようになります。

このようにひげは猫が体のバランスをきちんと維持して歩いたり、物との距離感を適切に把握するという上で非常に大切な部分なのです。

3.ひげで感情表現をする

撫でられて嬉しそうな猫

最後の猫のひげの役割は、飼い主さんとのコミュニケーションに関連するものです。猫は集中している時、怯えている時、くつろいでいる時などひげに分かりやすく変化が表われます。

例えば何かにとても興味がある時にはひげは前向きになりますが、これはセンサーのようなもので、ひげで対象物が何か確認しようとしているからです。他にもリラックスしているとひげがだらんと垂れたりと、ひげは猫の内面を映し出すものであると言えます。

そのため、これは人間との関係上に限った役割かもしれませんが、猫のひげは感情を伝えるコミュニケーション手段の役割を果たしていると言えるでしょう。

まとめ

おみ

いかがでしたか?猫のひげは可愛いだけでなく様々な大切な役割を持つ器官のようですね。飼っている猫ちゃんをよく観察してみると、ひげがその時々で変化しているのが分かり面白いかもしれませんよ。

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