猫と暮らして初めて気づく意外な一面
猫と暮らしていると、意外な行動に驚かされることが数多くあります。初めて見たときは戸惑うかもしれませんが、それらが猫の生態や習性だということを理解しておけば、必要以上に心配しないで済むでしょう。そこで猫の意外な一面をご紹介します。
猫の意外な生態や習性の具体例
食の好みがはっきりしている
猫は自分が気に入ったキャットフード以外は食べない、というようなことがあったりします。そればかりか、今まで好んで食べていたフードであっても、ある日突然飽きてしまい食べなくなるようなことも珍しくありません。これは猫を飼ったら一度は経験するといっても過言ではないので、猫が心変わりをしたときに備えて、好みそうなフードを2~3種類ほど普段から探しておくことをおすすめします。
えさを残す
一般的に成猫の場合、食事の回数は一日二回程度が適切と言われています。しかし、えさを与えてもあえて残して、あとでまた食べるようなことも少なくありません。というのも本来、猫は野生で暮らしていたとき、ネズミなどの獲物を一日に何回も捕獲して食べており、少しずつ栄養を摂取する習性があるからです。
えさを残したりすると、どこか具合が悪いのか、または、えさが気に入らないのかなどと心配になりがちですが、このような習性から、自らえさを残している場合があることを覚えておきましょう。
甘えん坊な性格
猫といえば気まぐれで、クールなイメージがあるかもしれませが、実は非常に甘えん坊な性格だったりします。例えば、飼い主と添い寝をしたがったり、トイレやお風呂から出てくるのを、ドアの前でひたすら待っていたりすることもあるぐらいです。
とはいってもこのような態度は、心を許している相手にしか見せません。そのため、もし猫が甘えてきたら、信頼関係がしっかりと築けている証と言えるでしょう。
突然走り出す
毎回ではないものの、猫は糞をしたあとに、猛ダッシュで部屋の中を走りまわることがあったりします。この行動には諸説ありますが、野生のときの習性ではないかと言われています。というのも、排泄をするとその臭いで自分の居場所が敵にわかってしまうため、猫はその場から早く立ち去ろうとするからです。
突然走り出す猫の姿は、まるで何かに取り憑かれたようで、初めて見たときは衝撃的かもしれません。しかし、しばらくすれば落ち着いて、何ごともなかったかのように穏やかな姿に戻るので、猫の習性だと思って見守ってあげれば、心配する必要はありません。
まとめ
猫の生態や習性は、猫と暮したことで初めて知れることがたくさんあります。飼い始めの頃は、「猫ってこんなことするの?」と戸惑うかもしれませんが、そんな意外な一面も猫の魅力と感じるのではないかと思います。