お腹空いた
猫ちゃんにとって食べることは何よりも大事なことです。特に元から食いしん坊な性格の猫ちゃんだと、飼い主さんにご飯の催促をする機会は増えてくると思われます。
飼い主さんが毎日同じ時間に適量のキャットフードを与えていたとしても、猫ちゃんはなぜか「もっとちょうだいにゃ」と言ってくることもよくあります。飼い主さんはその催促に負けずに、猫ちゃんのカロリーを考えた量をあげなければなりません。
どうしてもしつこく猫ちゃんが訴えてくる場合に備えて、一緒にその対処法を考えてみましょう。
1. 食事量を見直してみる
猫ちゃんにとって必要な食事量は決められています。猫ちゃんの体重と年齢、生活パターン、そして食べさせているキャットフードの種類によって量が定まります。今一度あげているキャットフードの表を見てみましょう。
現状に適した量を与えられていますか。キャットフードを変えていたりすると見落としてしまう部分でもありますので注意して下さい。それでも催促が強いときは1日あたりの量は変えずに少量ずつに分けて、食事の回数を増やしてみましょう。
人間のダイエットと一緒で、少量ずつあまり間隔をあけずに食事をとることで、同じ量でも空腹感をまぎらわせることができるかもしれません。ちなみに筆者の猫ちゃんは大の食いしん坊ですが、この技でだいぶ落ち着きました。去勢や避妊手術後は、特に肥満になりやすくなる猫ちゃんは多いので、飼い主さんは注意しましょう。
2. 猫ちゃんの注意を別のものでそらす
猫ちゃんの空腹は当然ですが止められません。人間の欲求と同じで、猫によっては適した量をとっていても「まだ食べたい」と思ってしまうのです。それならば「まだ食べたい」「もっと食べたい」という欲求を忘れるくらいに猫ちゃんと一緒に遊ぶことも一つの手段です。
猫ちゃんに備わっている狩りの血が騒ぎ、お腹が空いていたとしてもまずはおもちゃを追いかける事に集中してくれるでしょう。いつものご飯の時間までまだ時間があるようであれば、試してみて下さい。飼い主さんは座ったままで、棒に紐をつるしたものを横に振っているだけでも、猫ちゃんは走って追いかけてくれるでしょう。
3. 頑として譲らない
猫ちゃんは空腹を感じると、催促がエスカレートして問題行動を起こすようになる子もいるようです。飼い主さんのことを噛んでしまったり大きく鳴いたり、物に当たったりなどといった行動に出ることがあるようです。
飼い主さんはそのような場面を見たときに絶対に食事を出さないようにして下さい。一度でも出してしまうと猫ちゃんはその行動を起こせばご飯をもらえると勘違いして繰り返し同じ行動をとるようになります。
なんとしても無視して、それではご飯が出ないんだということを覚えさせて下さい。
まとめ
今日のねこちゃんより:アイズ♀ / 2歳 / ラグドール / 4kg
猫ちゃんの空腹は生きる本能からのものなので、必死にアピールしてきます。可哀想な気持ちにもなってきますが、飼い主さんはその場の猫ちゃんの欲求を満たしてあげるだけではなく、猫ちゃんの体調を長期的に考えて、食べ過ぎにならないように対応していきましょう。
必要な栄養とカロリーは摂れているのに、もっと何か食べたいと訴えてくる食欲旺盛な猫ちゃんには、間食としてカロリーは低いけれどもお腹を満たすものを試してみても良いと思います。ささみのゆで汁などのおいしいスープを飲ませてもいいかもしれません。
間食を与える場合には、催促されたら与えることを繰り返すとしょっちゅう催促してくるようになるかもしれませんので、決まった時間に与えたり、猫ちゃんが催促せずに落ち着いている時に与えたりと、与えるタイミングは飼い主さんが主導権を握ると良いと思います。また、猫の知育玩具として売られている時間をかけてフードを食べることができる商品を使ってご飯を与えるのも良いと思います。