猫のアニマルセラピーとは
アニマルセラピーについて詳しく知らなくても、説明文を見て興味を持たれた方は多いのではないでしょうか。アニマルセラピーとは、動物を見たり、触れたりしながら一緒に過ごす事によって心も体も元気にするという療法です。
アニマルセラピーは1960年代に動物の心理的療法的な役割に関しての報告を受け、注目を浴び、それ以降は動物介在活動と動物介在療法に分類されて研究が行われており、猫や犬はもちろんイルカや鳥、魚、そしてウサギやモルモット等も向いていると言われています。
その中でも主に活躍しているのは犬と猫ですが、数からするとやはり犬の方が多いようです。
理由としては、騒音が大丈夫とか人間にすぐ懐くかどうか等、総合的に見て猫より犬の方が向いているからでしょう。
今回は情報の少ない、猫のアニマルセラピーで得られる効果をご紹介していきたいと思います。
猫がもたらすアニマルセラピーの効果
高齢者施設でも、徐々に猫のアニマルセラピーが取り入れられるようになって来ていますが、理由としては高齢者が猫を撫でる為に腕を動かす、猫の顔を見るために首を動かすが目的だと言われています。
そして猫と触れ合う事により、癒されリラックス効果も得れます。それによりストレスが軽減されると言われていますが、実はそれだけでなく、リラックスする事により何と血圧や心拍数が低下するという事が、医学で認められているのです。
その他にも、猫がリラックスしている時や嬉しい時等に鳴らす、喉のゴロゴロ音は人の不安感・疲れ・ストレスを軽減するという事がわかっています。それだけでなく、免疫力や自然治癒力を高める事が出来るんだとか。
猫が喉を鳴らす時のゴロゴロ音という低周波は、幸福感を人の脳に与える事がわかり、実際にフランスでは猫のゴロゴロ音を、セラピーとして導入しています。
猫をセラピーキャットとして迎え入れる
猫を飼う時、ただ猫が好きだからと言う理由で飼う場合が多いのですが、実際にセラピーキャットとして迎え入れるという場合もあります。我が家も体の弱い長男の為に、免疫力の向上と癒しを目的とし、長男が大好きな猫を迎え入れる事を決めました。
猫がどうしても苦手だと言う場合、セラピーキャットを迎え入れると言うのは難しい話ですが、猫が好きならとても良い療法であると言えます。猫がもたらす効果を期待して、
- うつ病を持つ人
- 高血圧の人
- ストレスに悩まされている人
- 体が弱い人
等には、是非オススメしたい動物療法です。
まとめ
まだまだ研究が進んでいる猫のアニマルセラピーですが、現段階でこれだけの効果が認められています。猫は可愛がってもらえ、人は健康になる、どちらも幸せになれるアニマルセラピー。もっと日本でも取り入れられ、将来は全国の保護猫がアニマルセラピーとして、活躍できる日が来る事を願っています。