猫を迎える方法
いざ猫を飼いたいと思っても、どのようにして飼うのが1番良いのかわからない・・・そんな人の為に、猫を迎える方法を幾つかご紹介します。
保護する
近所をさまよっている野良猫が居るのであれば、時間をかけてその子と仲良くなりいずれは保護してそのまま飼い猫にするという方法があります。とても良い方法だと思いますが、人慣れしていない野良猫の場合、なかなか保護する事が難しい他、外での生活に慣れてしまっている為、外に出せと鳴いたり脱走したりしてしまう可能性が高い所が難点だと言えます。
そして野良猫という事はかなりの確率でノミやダニ、それから回虫等が寄生していると考えられます。野良猫を保護する場合は、自宅に連れ帰る前に獣医へ連れて行く事をオススメします。
里親掲示板を利用する
最近ではスマートフォンやPCから簡単に里親を募集している猫を探す事が出来ます。何らかの事情により猫を飼育し続ける事が困難になってしまった飼い主や、自宅付近で猫を保護した等の理由から、里親を募集している人が投稿する掲示板があり、それを見て気にいった猫がいれば里親になりたいと言う人がメッセージを送るという仕組み。
こちらもうまく使えば、里親を探す人、なりたい人のどちらも嬉しい結果に繋がるのですが、顔が見えないやり取りです。いざ猫を迎えに行くと金銭を要求された、猫が病気を患っておりひどい状態だった、なんて場合も。
このように掲示板等であった事が無い人とやり取りを進める際は、必ず一度は直接相手方と猫との面談を済ませ、金銭面についても確認しておきましょう。ちなみに、その猫に掛かった治療費やワクチン代等の請求は認められているそうですが、必ず領収書の提示を求めましょう。
譲渡の際、上に書いた治療費やワクチン代等の経費以外の金銭を要求するには、動物取り扱い業の資格が必要になります。従って、これを持たない状態で金銭を要求することは法律違反となりますので、不当な請求をされてしまわないように注意しましょう。
地域の譲渡会へ参加する
現在では猫の保護活動も広がっていて、地域で定期的に譲渡会が開かれている所も多くあります。譲渡会では多くの場合、野良猫等を保護し病気の治療やワクチンの接種、避妊去勢手術が終わってから譲渡になります。
その為、治療費やワクチン代、避妊去勢手術に掛かった費用を支払う必要がある場合もあります。その費用を納める事でまた次の保護猫を助ける事が出来るのです。
しかし、もちろん誰にでも譲渡してもらえるわけではありません。条件はそこそこ厳しく、
- 一人暮らしではない事
- 若すぎない、高齢すぎない事
- 年に数回写真付きで報告メールを送る事
- 賃貸の場合、大家から飼育許可が出ている事
- 避妊去勢手術がまだの場合、必ずしますと言う誓約書を書く事
等が条件として設けられている場合が多いです。
ペットショップやブリーダーから買う
キジトラや茶白等の、いわゆる日本猫では無く、マンチカンやスコティッシュフォールド等の猫種がほしい!と言う場合、多くはペットショップやブリーダーから購入する事になります。費用も様々ですから、一か所で決めずに、数か所を見て回る事をオススメします!
知人から譲ってもらう
知人から譲ってもらうのが、実のところ一番安心できる方法かもしれません。猫の繫殖力は凄まじい為、意外と「また生まれてしまった!」とお悩みのご家庭もあったりするんですね。飼い主の希望で増やした場合、譲渡は難しいかもしれません。
しかし、多頭飼育あるあるなのが、1匹出産したと思えばまた1匹も出産、そのうちまた別のメス猫が妊娠してしまうという事。それにより避妊去勢手術が追いつかないんだとか。ですから子猫を引き取ってほしいと言う飼い主さんもいらっしゃると思いますので、知人に声を掛けてみるのも一つの方法だと言えます。
猫を迎える時にするべき健康チェック
猫を迎える時は、
- 毛並み
- 目
- 鼻
- 耳
- お尻の穴
の確認を必ずするようにしましょう。これらが健康な猫を迎える為のチェックポイントになります。
毛並みが綺麗な子程健康体だと言われていますので、触ってみて皮膚が赤く無いか、湿疹は無いか等、皮膚の状態確認もしてください。目やにや充血、涙が見られる場合は、猫風邪を含めた病気に感染している可能性も。
鼻水が垂れていないかどうかもよく確認してください。耳にも耳ダニと言ってダニが住み着いている病気があります。その場合、ニオイが強い、耳の中が黒く汚れている場合は要注意。お尻の確認も忘れずに!白ゴマのような物が付いていれば回虫が寄生している事が考えられますし、過剰に汚れている場合は胃腸の病気が隠れている場合もあります。
まとめ
今回は猫を迎える方法や、猫を迎える時に確認しておくべき健康ポイントをご紹介しました!猫を抱いた時に重さがあり、しっかりとしている場合は健康な証。小さい子を求めてしまう気持ちもわかりますが、健康重視で体格の良い子を選ぶとより良いですね♪