1.押入れ・クローゼットの中
押入れやクローゼットは、猫自ら選んで利用していることが多いように、①独立していて②静かで③暗く④比較的温度が一定の空間です。隠れ家としては最高ですが、飼い主としては、あまり使ってほしくない場所でもありますね。
それでも、もし使ってOKなら、かまくらや段ボールハウスを用意して小さな専用ルームを作ってあげるといいでしょう。猫の毛が衣類や布団に付きにくくなりますし、押入れの奥にはまり込んで怪我をする危険性もなくなります。
2.家具の上や一部分
何かあるとソファやベッドの下、テレビの裏側に隠れる猫は多いもの。しかし、そこはホコリだらけですし、窮屈で長い時間いるには少々つらい場所です。
この機会に家具の下ではなく横や後ろに、くつろげる場所を作ってあげるのはいかがでしょう。本棚の一部を解放してもいいですし、高所好きな猫なら、冷蔵庫や家具の上に秘密基地を作るのもいいですね。
3.ケージやキャリーバッグ
最近、ベッド兼災害時の避難場所として、大型のキャットゲージを利用する方が増えました。これに、布カバーを付けるなどすれば、さらに強力な隠れ家になります。
キャリーバッグを利用するのもいいアイデアです。キャリーバッグを持ち出すと逃げ出す猫でも、中でお昼寝をしていたりするものです。ちょうど猫が安心できる穴ぐらサイズですから、まさに移動式隠れ家です。ぜひベッド兼隠れ家として、普段使いしてみてはいかがでしょうか。
4.飼い主さんのベッドルーム
猫は狭い場所が大好きです。しかし、長時間となると食事やトイレがしたくなりますし、手脚を伸ばしたくもなるでしょう。その点、飼い主さんのベッドルームは、お客様がたくさん見えた時などの隠れ家としては最適です。
飼い主さんの匂いが満ちあふれていますし、通常リビングから離れた位置にありますので、静かで落ち着けます。そこに猫ベッドやトイレを持ち込めば、ビッグサイズの臨時隠れ家のできあがり。飼い主さんも、安心してお客様との会話を楽しめるというものですね。
まとめ
今日のねこちゃんより:ジジ♂ / 6歳 / 雑種(ミックス) / 5.4kg
隠れ家にぴったりな場所は、いつも猫が教えてくれているはず。その典型が上の4ヶ所です。しかし、仕方なくその場所を選んでいることもありますので、そこは少し想像力が必要です。そんな時には、猫と相談しながら居心地のよさそうな場所を探しましょう。お礼にきっと最高にご機嫌な顔を見せてくれるはずですよ。