猫が流水を上手に飲めない理由4つ

猫が流水を上手に飲めない理由4つ

猫は流れ出てくる水に興味を示しやすいと言われ、中にはトレイに水を入れてあげても水道の蛇口など別の場所で飲みたがるという猫もいます。しかしそれとは反対にこのような流れ出る水、例えばいつも新鮮な水をあげることができる自動給水器などもそうですが、流水を飲もうとしない、もしくは上手く飲めないという猫もいるようです。それはなぜなのでしょうか。調べてみました。

1.ヒゲが濡れてしまうので飲めない

水道水を飲む猫

猫はヒゲを非常に大切にしていて、ヒゲは獲物の動きを察知したり、狭い所に入れるかどうか判断するのに使ったりと重要な器官です。

そのため猫はヒゲが食事で餌に付いて汚れたり、水分で濡れたりして働きが鈍ることを非常に嫌います。猫がこまめに顔を洗う仕草をしているのは、ヒゲをいつも清潔な状態できちんと機能するようにお手入れしているからなのです。

以上のような理由から、水が流れ出る給水器で水分補給をしたがらなかったり、もしくはヒゲが濡れるのを嫌がるため、上手に流水を飲むことができない猫がいる可能性もあるでしょう。

2.水がカルキ臭くて飲めない

水道水のにおいを嗅ぐ猫

ヒゲが濡れて嫌という以外にも猫は流水がカルキ臭いため、飲みたくないということがあるようです。自動給水器に水道水を使用している場合、塩素のにおいがするため猫が嫌がることがあります。

猫は人間の何倍も鼻がいいですから、私達は気にならない程度でも、かなりにおいを強く感じていることもあるでしょう。

このような理由で流水を飲もうとしない猫については、塩素を除去するフィルターの付いた自動給水器などでお水をあげると、においが消えて飲んでくれることもあるようです。

3.機械音が嫌で飲みたくない

給水器と猫

これは自動給水器の場合ですが、猫は音に敏感なのでちょっとしたモーター音などがすると気になって水を飲まないということがあるようです。猫の聴覚は人間の4倍ほども優れているとされているため、人間にはそんなにうるさく聞こえないようでも、かなりストレスになっていることもあるようです。

このように音が原因で水を飲んでくれない場合、モーターやポンプの音がなるべく静かなタイプの給水器を用意してあげると、お水を飲んでくれるようになるかもしれません。

4.高さが合わなくて上手く飲めない

給水器を見つめる猫

猫は単にヒゲが濡れたりにおいが嫌という以外にも、自動給水器の高さが合わなくて上手に飲めないということがあるようです。たとえ新鮮な水が流れ出ていても、位置が高すぎたり逆に低すぎたりすると、猫が飲みたくてもうまく摂取できない場合があります。

また、無理な姿勢で水を飲もうとすることは猫の体に負担をかけることになりますので、猫が自動給水器等で上手く水を飲めないという場合には、高さや低さが適切かどうか考慮してあげる必要があるでしょう。他にも猫が老齢だったり、大型の猫であるなどその猫の年齢や体格も考慮して、飲みやすい給水器を用意してあげることも大切です。

まとめ

なつ&ゆず

いかがでしたか?本来、猫は流水を好む場合も多いとされるのですが、ヒゲが濡れる、においや音が気になる、高さや低さが適切でないなどの理由で飲みたがらなかったり、上手く飲めないということがあるようです。

どうしても流水で飲みたがらない場合は、新鮮な水が用意されているのであれば、お皿などでも構わないです。ただ、こまめに水質を管理してあげられず、新鮮な水の出る自動給水器を使いたいという場合には、猫が流水を避ける理由を改善したり、飲みやすい状態に近づけてあげると上手くいくかもしれません。

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