シャンプーは必要ない!
基本的には猫にシャンプーは必要がありません。猫はセルフグルーミングで十分に身体の汚れを取る事ができます。必要が無いのにシャンプーをして風邪を引かせてしまったり、嫌なシャンプーをさせて過度のストレスをかけてしまう事になります。必要でない場合以外はほぼシャンプーはしなくてもよいと考えていただく方が良いでしょう。
シャンプーの必要な時とは?
猫の病気への対処、猫の健康維持、猫への問題発生の場合はシャンプーをしましょう。
問題発生とは猫に油が付いたり、口に含んではいけない食べ物が身体全体に付着したりなど、絶対に猫自身で綺麗にすることが叶わない場合です。体調を見ながら、緊急にシャンプーを行いましょう。
そして元々セルフグルーミングの苦手な猫や、高齢になって綺麗に出来なくなってきた猫にはひと月に一度の定期的なシャンプーも必要になってきます。そして皮膚病にかかってしまったとき、寄生虫がいるときも要所要所でシャンプーは効果があります。
なお、長毛種は被毛がフェルト状になると健やかな皮膚を維持できなくなりますので、手で触りベタベタしたように感じたときはシャンプーをしましょう。
1.ポイントは時短!
シャンプーにかける時間を短くする事がポイントで、具体的には濡れている時間、ドライヤーで乾かす時間を減らすのがコツです。
ブラシで猫の毛の流れを整え毛玉をほぐし、フェルト状の被毛はハサミでカットしておきましょう。シャンプーで洗った後は、タオルドライで被毛から水分を無くしているとドライヤーの時間が減ります。そして使う物は、全て事前に用意する事で途中の時間も縮める事ができます。
2.必要な物は事前に準備!
猫専用のシャンプー剤を必ず使い、あらかじめシャンプー剤を希釈しておきます。ドライヤーはスタンドに立たせる、もしくはどこかけに掛けて両手を使えるようにしましょう。
乾かすとき用にブラシ一本、耳の中に入った水分を取る為の綿棒を数本、ドライのためのバスタオルを数枚、猫の顔を洗う為のガーゼのハンカチ一枚、そして38〜40℃にしておいたシャワーのある場所を準備しておきます。
シャワーの場所はシャワー付き洗面台、もしくは風呂桶を利用したり、洗い場に猫が入れる位の浅めのバケツが良いでしょう。さぁ、いよいよ猫を連れてきましょう。
3.水気を残すのは意味が無い!
もともと猫は砂漠出身の生き物で、日中と夜の気温差の激しい地区で生活していた為に、水分が残ってしまうと凍って生死に関わりますので身体を濡らすのを極端に嫌がります。
日中と夜間の温度差が激しいので、夜間乾ききらない状態でいるとかえって体温が下がってしまう原因になることが水に濡れることを嫌う原因かもしれません。水分が残っていると真菌症などの皮膚病の原因にもなります。猫のためにも、水気が残らないように完全に乾かしましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:マミ♂ / 1歳 / サイベリアン / 4.6kg
猫にお風呂は絶対必要?シャンプー頻度とコツ3つについてお伝えいたしました。
愛猫には健やかに綺麗に過ごしてほしいと思いますが、ワンちゃんと違い猫たちはほぼシャンプーが必要ないようです。まれにお風呂の大好きな猫ちゃんもいますので、その時はぜひぜひシャンプーを楽しんでくださいね。