1.玄関で待っている
猫たちは飼い主さんが「玄関からいなくなり、現れる」ということは理解しているようです。そのため、飼い主さんの帰りを待ちわびている猫ちゃんは、飼い主さんが帰って来る頃に玄関でスタンバイしていることがあります。
猫は聴力が優れているため、玄関の外で音がすると「飼い主さんかも!」と思って玄関で待っているのかもしれません。
お腹が減ってソワソワしていることも
それは単純に「寂しかったから」ということもありますが「お腹が減ったから」ということもあるでしょう。飼い主さんが帰宅した後すぐにごはんを食べる習慣がある子は、お腹が減ってソワソワして玄関で待っているということも考えられます。
2.呼んでも来ない
飼い主さんが帰ってきても、そっけない態度をとってしまうこともあります。しかしそれは飼い主さんの帰宅に興味がないわけではなく、むしろ「寂しかったんだからね…?」と拗ねてしまっている可能性があります。
飼い主さんの帰宅後にどこかに隠れてしまったり、名前を呼んでも出てこない場合には「寂しかった」のアピールかもしれません。
3.鳴いたりすり寄る
「おかあさんが帰ってきた!」
これは分かりやすい「寂しかった」「会えて嬉しい」のサインです。猫は猫同士ではあまり鳴くことはありませんが、"母猫"という存在には鳴き声でコミュニケーションを取ることが多いです。
これは飼い主さんが男性の場合でも、母猫のようにお世話をしてくれて甘えられる存在であれば"母猫"と認識しているようです。日頃から甘えん坊の猫ちゃんは、飼い主さんの帰宅時に一生懸命おしゃべりして、飼い主さんとの再会を喜ぶこともあります。
この時しっぽがピンと上がっているのも「嬉しい」「甘えたい」という友好的なサインです。
「匂いを上書きしなくちゃ!」
飼い主さんの身体にスリスリするのも「嬉しい」「好き」という友好的なアピールです。外出していた飼い主さんは知らない匂いをまとっているため、スリスリで自分の匂いを上書きして安心したいという気持ちもあります。
4.飛びかかってくる
飼い主さんの帰宅で嬉しくなった猫ちゃんの中には、興奮気味になってしまう子も多いです。飼い主さんが帰宅すると身体に飛び乗ってきたり、タックルのようにジャンプしてアピールすることも。
少々痛いのでビックリしてしまいますが、飼い主さんが帰って来てくれて、相当嬉しい証拠でしょう。ただ、興奮した猫は我を忘れて暴れてしまう癖がついてしまうこともあるので注意しましょう。
5.爪研ぎをする
飼い主さんが帰ってくると、おもむろに爪とぎを始める子もいます。これは猫の「転位行動」と考えられます。「転位行動」とは、感情が高ぶったり葛藤した時に見られる行動で、冷静さを取り戻すためにその状況とは関係のない行動を取るというものです。
この時の猫ちゃんは「超嬉しい…でもいったん落ち着こう…」という気持ちではないかと思います。飼い主さんの帰宅による興奮を、爪研ぎをすることで落ち着かせようとしているのです。
まとめ
今日のねこちゃんより:景(カゲ)♂ / サバトラ / 3.3kg
猫は犬に比べてお留守番に耐えられる動物です。しかしやっぱり、飼い主さんの不在が長くなると「飼い主さんがいない」という変化によってストレスを感じやすくなるものです。
- 玄関で待っている
- 拗ねたように呼んでも来ない
- 鳴いたりすり寄って来る
- 飛びかかってくる
- 爪とぎをする
以上の5つの行動が見られたら、猫ちゃんは飼い主さんが帰ってきてくれてとっても嬉しく思っています。お留守番が寂しかった、というよりは「帰って来てくれて嬉しい!」という気持ちの方が強いのではないかと考えられます。
猫は単独行動なのでひとりでも大丈夫ですが、やっぱり飼い主さんが一緒にいた方が安心できます。お留守番後にはトイレやごはんの環境を整えてあげて、十分なスキンシップを取ってあげてください。