血行によって
血行によって鼻の色が変わります。運動や興奮などにより血流が良くなると、ちょっと濃くなる傾向に。黒っぽい色では変化が分かりにくいですが、薄いピンクなどの場合は変わっているのが見て取れるでしょう。
睡眠中は体温が下がるので薄いピンクになりますが、起きると体温が上がって色が濃くなります。良く観察していると変化が分かるので、チェックしてみましょう。
成長や老化で
猫が成長することで、鼻の色が濃くなることがあります。小さな頃から写真をマメに撮っておくと、その変化が分かるかもしれません。
逆に老化によって色素沈着が起こることで、色が変わることも。稀なケースです。万が一老猫の鼻の色が変わっていたら病気ではなく、色素沈着が原因な場合がありますので、あまり心配することはありません。人の白髪のように、色素が抜けて薄くなることもあります。
紫外線によるシミ
紫外線によってシミができ、色が変わることも。鼻以外にも口や目の周りの粘膜などにもできる場合があります。シミができるのは茶トラが多いようです。遺伝的にメラニン色素が多いため、できやすいのです。
平面のシミは全く問題ありませんが、ガタガタな形に盛り上がっていたり赤みがあったりすると悪性のメラノーマの可能性がありますので注意しましょう。特にどんどん大きくなる場合は早めに受診してください。
ケガ
鼻をぶつけた、強くこすったなどでケガをした可能性が考えられます。赤くなったり茶色くなったりしている場合は、痛い思いをしているかもしれません。気をつけてあげてください。
蚊に刺されたことやニキビなどで変色することもあります。なぜ鼻の色が変わっているか原因を探ってあげましょう。心配な場合は受診しても良いですね。
病気
病気が原因で鼻の色が変化することがあります。いつもより白っぽくなっている場合は貧血や循環器系に疾患がある可能性が。青っぽくなる、暗い色になる場合は酸素不足です。内臓の働きやヘモグロビンが低下している、毒物を摂取してしまった可能性があります。
肝機能障害で黄疸になると、黄色くなることが。そのほか、アレルギーや腫瘍などで色が変化する場合がありますので、注意して見ておきましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ナオ♀ / 1歳 / キジシロ / 3kg
小さくて可愛い猫の鼻。その色は毛色によって違います。濃い色では変化が分かりにくいですが、薄い色の場合顕著に分かるため、健康管理も含めて良く観察しておくと良いでしょう。