春も「猫バンバン」を継続しよう!
猫が車で暖を取るのは冬場に限ったことではありません。朝晩の冷え込みが残る春先にもタイヤやボンネットに侵入してしまうことがあるのです。
猫が好きだからこそ、尚更悲惨な光景は目にしたくないですよね。そこで、猫たちの命を守る行動に繋がる可能性のある「猫バンバン」の正しいやり方についてご紹介いたします。
STEP1.目視で確認
車体を叩いて確認する前に、まずは目視で確認することが大切です。というのも、急に音がしたことに驚いて逆に奥へと入り込んでしまうことがあるからです。
猫は聴覚が優れているので、大きな音が苦手です。車の周辺・車の下・タイヤ・マフラー(排気口)付近に猫がいないかチェックします。
STEP2.車体を揺らす
一通り目視での確認が済んだら、次は車体を揺らします。ここでもまだ音を立てて叩く行為は控えます。揺らすと同時に、タイヤやマフラー付近から猫が出てこないか注意深く観察します。
このとき、無闇に声を発することも控えるようにしましょう。人馴れしていない猫であれば、人を恐れて出てこられなくなってしまうことも考えられます。
STEP3.耳を澄ませて鳴き声をチェックする
猫が潜んでいる場合、車体を揺らすことで何かしらの反応があるかもしれません。鳴き声やカサカサと動く物音が聞こえないか、耳を澄ませて集中してみます。
子猫の場合は鳴き声も小さい可能性があります。数人でいる際は、皆さんで確認し合うようにしましょう。
STEP4.扉を開閉する
ここからは少し音を取り入れていきます。運転席や後ろのドアなど、2ヶ所程度開閉します。あまり乱暴に開閉しないように注意してください。
また、最近の車は鍵を解錠する際に"ピピッ"と音が鳴るタイプも増えています。何度かこの音を立てるのも有効でしょう。
ここでも猫が出てこないか、鳴き声が聞こえないかを必ず確認します。
STEP5.車体をトントンと叩く
いよいよ「猫バンバン」の本命である、車体を叩く作業に入ります。ネーミングには「バンバン」と付いていますが、実際にはそれほど激しくは叩きません。
猫が恐怖を感じない程度に"トントン"と軽く叩きます。これをボンネット・車体の後ろ側・横側など数ヶ所実行します。
ここでも目視や音の確認を忘れないでください。そして、最後に余裕があれば実際にボンネットを開けて確認すると確実です。
季節を問わず習慣化しよう!
先ほど紹介した一連の流れは、一見すると面倒に感じてしまうかもしれません。しかし、ここで重要なのは猫が侵入していないかを確認することです。かける時間は短時間で問題ありません。
最初は意識的に行わなければならず、大変かもしれません。あまり難しく考えずに毎日欠かさずすることを目標にしましょう。感覚としては、身支度や歯磨きのような感じです。
猫バンバンが必要な季節は基本的にオールシーズンです。冬場は寒さを凌ぐために、そして、夏場は暑さから身を守るために車を活用してしまいます。
猫よけグッズを活用することも手段としては間違いではありません。ただし、万全ではないことを理解しておきましょう。
まとめ
猫は、薄暗くて狭い場所を好みます。これは本能的な行動です。猫にとって車は、習性にマッチした格好の隠れ場所なのです。
猫の習性を知り、少しでも危険から守ってあげられるように配慮しましょう。