基本はどの猫にも必要である!
家の中で育てられている猫は安定した室温の為に、ほぼ一年中抜け毛があります。猫が自身で行うセルフグルーミングだけでは足りない場合は、飼い主が並行してブラッシングを行わなければなりません。
ブラッシングが足りないと毛が絡まって毛玉が出来たり、グルーミングの際に飲み込んだ被毛が消化管内で毛玉となる毛球症になる危険性があったりします。また、コミュニケーションとしてブラッシングを行うことで、猫との関係を良好にし、スキンシップによって病気等を発見できるなど健康管理にも繋がります。では、どういった猫では特に気をつけるべきなのでしょうか?
1.ロンゲ猫:豊かな被毛を持つ長毛種
長毛種の被毛一本の長さは短毛種の被毛の何本分にもなりますので、ブラッシングは必須で一日に一度で足りない猫もいます。抜ける本数自体は短毛種も長毛種も変化はありませんが、圧倒的な量の違いは分かりますよね。
長毛種は人間が改良して生み出している歴史もあり、飼い主がブラッシングを手伝う必要があります。
2.高齢猫:被毛の手入れを忘れがち
猫も高齢になると、毎日行っていたルーティンワークをしなくなることがあります。セルフグルーミングもその内の一つですから、飼い主がブラッシングをしてあげましょう。猫の被毛がフェルト状になると動き辛くなり、被毛にも悪影響が出てきます。
3.面倒くさがり猫:グルーミングをしたくない猫
猫でも面倒くさがりなタイプはいます。明らかにグルーミングの回数が少ない場合は、ブラッシングを飼い主がする必要はあるでしょう。セルフグルーミングをしっかりしていれば、清潔に被毛を美しく保つ事ができますが、しかしセルフグルーミングをほぼしない猫には、飼い主さんの助けが必要になってくるかもしれません。
ブラッシングのブラシについて
ブラッシングも用途によって使うブラシが違ってきます。ペットショップや病院、もしくはトリミングサロンで相談して購入すると失敗がないでしょう。猫の性格や手入れの頻度、毛のもつれ具合など特徴をメモしておきましょう。
嫌がる猫には最初からブラシを使わずに、まずは手でもつれた被毛をほぐして慣れてもらうのも有効です。
まとめ
今日のねこちゃんより:ルチア♀ / ラグドール / 0kg
飼い主によるブラッシングが特に必要な猫3タイプについてお伝え致しました。
猫のブラッシングはくれぐれも「綺麗にしてあげたい」という気持ちを忘れずに、なによりも猫ちゃんの気持ちを尊重してくださいね。