猫が惹かれる箱
猫ちゃんには箱を見かけると中に入っていく習性があります。ちょっとくらい小さくても無理やり入ってなんだか落ち着いていたりします。
筆者の愛猫も放置していた荷物が入っていた箱に勢いよく飛び入り、そのままなかなか出てこないで中で落ち着いている姿を見かけます。出してあげようとしても、むしろこのままにしてほしい、と言っているように足で踏ん張って出されまいと抵抗します。
そんなに猫ちゃんを魅了してしまう箱には、一体そのようなものがあるのかを調べてみました。
1. ダンボール箱
あらゆる箱がある中で、まず猫ちゃんの人気に筆頭としてあげられるのは、よく知られているダンボール箱です。どんな猫ちゃんでもダンボール箱だけは飽きずに入っていく子が多いようです。
人気の理由はダンボールの素材は臭いがつきやすい素材であることがいえます。一般的なダンボールは中芯をライナーという素材で挟み込む3重構造をしており、そのため中の空気が匂いや湿気を吸収しやすい構造になっています。
これは箱よりも臭いがつきやすいことにつながり、宅急便屋さんが運んでくるダンボールには外の臭いが染みついており、これが猫ちゃんの好奇心をそそるのです。猫ちゃん自身の臭いもつくのでそれも人気の1つです。
2. ティッシュの空き箱
猫ちゃんの箱好きは多少小さめの箱でも果敢に挑戦します。それはティッシュ箱でも同じことがいえます。むしろ小さい方が体にフィットするので、それが敵から身を守りやすいということにつながり、野生の本能を刺激するのです。
とはいっても、なるべく箱の中でぎりぎり方向転換できるくらいのサイズが一番ちょうどよいサイズではありますので、ティッシュ箱はやはり小さめといえるでしょう。
勢いづけて入っていく猫ちゃんを見ることはとても愛らしいですが、用意する箱はティッシュ箱よりは少し大きめがいいかもしれません。
3. トランクケースの中
旅行へ行く際に、トランクケースに荷物を詰め込む方は多いと思います。荷造りをしていると徐々にケースの中は荷物で埋まっていきます。その中で少し目を離したすきに愛猫が入り込んだりすることも実際にあるのです。
ほどよいスペースであることも理由ですし、何より飼い主さんがどこかへ行って家を空けるということも、繰り返しトランクケースを使用する中で理解している猫ちゃんもいます。
「一緒に連れて行ってほしい」やら「どこにも行かないで家に居よう」というメッセージなのかは分かりませんが、何かをアピールしているのかもしれません。
まとめ
今日のねこちゃんより:モカ♀ / マンチカン / 2.8kg
猫ちゃん達にも好む理由があり、箱に入ってしまうことが分かりました。どんなに小さそうでも中では案外リラックスしている子が多く、箱に入る事自体がストレスの軽減にもつながるそうです。
たまには荷物で届いた箱を、猫ちゃんにあげるのもいいかと思われます。