猫の気持ちを読み解く!5つの寝相

猫の気持ちを読み解く!5つの寝相

猫も人間のように様々な寝相で眠ります。そして、寝相には猫の気持ちが隠れています。今回は、よく見られる5つの寝相から猫の気持ちに触れてみたいと思います。

寝相から見えてくる猫の気持ち

手の中で眠る子猫

猫はうたた寝の達人です。特に活発に動く必要がないときは寝ることで体力を温存しています。ご家庭でもよく寝ている姿を目にするでしょう。

ところで、皆様のお家の猫たちはどのようなポーズで寝ていることが多いでしょうか?実は、何気ない寝相にも猫の気持ちが表れています。ここでは猫の気持ちを寝相から紐解いてみたいと思います。

1.「野生感ゼロ」ヘソ天

ヘソ天の猫

猫が仰向けになって眠ることをヘソ天といいます。この寝相は、安心して眠れる環境でなければ見られません。猫自身がとてもリラックスしている状態です。この寝相からは野性味など1ミリも感じないでしょう。

そして、ヘソ天は室温も適温であることを表しています。程よくぽかぽかとした中で、思う存分寛げるのは警戒心の強い猫にとっては幸せでしょう。

ヘソ天はあくまでもリラックス状態の寝相であり、お腹を触ってほしいという要求ではありません。愛猫がヘソ天中のときは驚かせないように気をつけましょう。

2.「安全で快適」横向き

横向きで眠る猫

手足を投げ出して横向きに眠る寝相も、リラックスしている様子の表れです。さらに、飼い主さんと共有する場所(布団やソファーなど)で横向きに寝ている場合は、強い信頼を寄せています。大好きな飼い主さんのにおいに包まれながら安心しきって寝ています。

そして室温も快適な温度に保たれています。暑すぎず、寒すぎず、うたた寝にはちょうど良い環境なのです。

3.「ちょっと眩しい」目隠しポーズ

目隠ししながら眠る猫

猫も眩しさを感じると目隠しをします。ヘソ天で眠りながら目隠しをしているときは、少し照明を暗くしてあげてください。よりリラックスしながら眠ることができます。

4.「寒いときもある」アンモニャイト

丸くなって眠る猫

猫が丸くなって眠る光景は目撃頻度も多いのではないでしょうか?これはアンモニャイトと呼ばれています。急所である腹部を隠し、身を縮める寝相は本能的に安心できるものなのです。また、箱やドーム型のベッドの中で眠るのも、かつて穴ぐらを住処にしていたことが関係しています。

そして、室内が寒いと感じているときも丸くなります。これは、身を小さく丸めることで体内の熱を逃がさないようにしています。日頃、ヘソ天や横向きなどのリラックスした寝相を披露する猫がアンモニャイトをしているときは、少し室内を暖めてあげましょう。

5.「やや警戒中」スフィンクス座り

手を前に出す猫

前足を前に突き出した状態で座ったまま眠る、スフィンクス像を連想するような寝相はやや警戒中です。ポイントは前足を突き出しているところにあります。これは、危険を察知した際に速やかに避難できる姿勢です。

猫の眠りは元々浅いうえに、瞬発力が優れているため、姿勢が整ってさえいれば瞬時に行動に移せるのです。

ちなみにスフィンクス像に似た姿勢に香箱座りがあります。これは前足を折り畳んだ姿勢です。香箱座りのまま眠っているときは、ヘソ天程ではなくてもリラックスしています。スフィンクス座りとは異なり咄嗟に動くことができないので、警戒中には取らない姿勢なのです。

部屋の隅でうずくまっているのは要注意!

丸まる猫

普段は様々な寝相を見せてくれる愛猫が、突如部屋の隅でうずくまって寝ている場合は注意が必要です。

誰にも襲撃されない場所でひたすらうずくまっているのは、耐えている姿勢になります。猫は単独で生活している動物なので、基本的に体調不良のときはじっと耐える傾向にあります。

寝相以外にも、元気や食欲がない・トイレにも行かずに寝てばかりいる・飼い主さんを避けるなどの様子が見られたら獣医さんに診てもらいましょう。

まとめ

わたあめ

猫の寝相からは警戒心の強さや野生の本能、室温に対する体感など多くのサインが見えてきます。もちろん、本音は猫にしか分かりません。それでも愛猫の気持ちに寄り添うためのヒントにはなんと思います。普段、何気なく見ている愛猫の寝相を一度じっくりと観察してみてください。

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