1. 寝てる時に構う
気持ち良さそうな顔で眠る猫。ついつい、構いたくなってしまうのですが…。睡眠は、とても大切なものです。
「いつも寝てるんだから、ちょっとくらい起こしても大丈夫だろう」というのは大間違い。1日14時間くらい眠っているのは確かですが、うち数時間は熟睡しています。その深い眠りを邪魔すると、猫は睡眠不足に…。
物音に反応しない、ひげや耳、目が動かない時はぐっすりと寝ているので起こさないようにしてあげてください。お腹を上にして無防備な寝相の時も熟睡中です。可愛いくて思わず声をあげたり触れたりしたくなりますが、そっとしておきましょう。
2. 食べ物を大量に与える
猫の楽しみといえばそう、「食べること」です。特におやつには目がなく、与えるだけ食べてしまうことはありがちです。上目遣いでおねだりされたら誰だって次々に、食べさせたくなります。その結果はお分かりですね。肥満猫の完成です!ぼっちゃりとしたボディ、可愛らしいことは確かです。でもそのキュートさと引き換えに、健康を失ってしまうのです。
猫にしたら、目の前に美味しい食べ物があるから素直に食べただけ。どちらかといえば、与えた飼い主さんの方に責任があるでしょう。肥満で病気にかかりやすくなり、苦しい思いをするのは愛猫です。大切な存在にそんなひどい仕打ちはできませんよね?
3. 来客に会わせる
来客が訪れると、猫を見て貰いたくなるのは人情です。「ほらほら、うちの子こんなに可愛いの」とお客さんと幸せを分かち合いたくなります。でも、どうですか?猫は喜んでいますか?
人見知りをしない子もたまにいるので、そのような場合は問題ないでしょうが、大半はビクビクします。見知らぬ存在からは距離を置き、様子を見たがるのです。それを無理に引っ張り出すのは猫にとってありがた迷惑でしかありません。ご注意を…。
もし来客の際に隠れるようならそのままにして、自ら姿を見せるのを待ってあげてください。
4. 望まない多頭飼い
多頭飼いをする飼い主さんは多いでしょう。相性の良い猫同士なら、楽しく暮らすことができます。問題なのはいがみ合ってしまう場合です。
人間と同じでソリが合う合わないがありますので、しょっちゅう喧嘩してケガをするようなら、離した方が良いでしょう。基本的に猫は、他の猫の存在にストレスを感じます。
ですから多頭飼いをする際は、慎重さが求められます。もちろん仲良くやっていくケースも沢山あるので、ダメというわけではありません。お互いの存在がイライラの原因にならないように、配慮してあげましょう。
5. スキンシップをしない
飼い主さんとはいえ、抱っこされたり触られるのを好まない場合があります。だからといって全くスキンシップをしないのは良くないのです。なぜなら、体の不調を見逃してしまうことがあるから。
適度に触れ近くで良く観察することで、異常に気づくことがあります。スキンシップをしないということは、早期発見のチャンスをみすみす逃すことに繋がります。
また抱っこに慣れていないと、災害時に猫自身が困ることにもなり得るのです。ですから、短い時間からで良いので、少しずつ人とのスキンシップを平気になって貰いましょう。
まとめ
人と猫の感覚は、当たり前ですが違います。飼い主さんの目線からだけでなく、愛猫の目線に立って考えることはとても大切です。想像力を働かせ、迷惑なことをしないように心がけていきたいですね。